MVPおめでとう大谷翔平選手(NO.1534)
2021年11月18日ロサンジェルス・エンゼルスの大谷翔平選手がアメリカンリーグのMVPを獲得しました。
全米野球記者協会の30人が全員大谷選手を1位に選ぶという満票でした。日本人の受賞は2001年のイチロー選手以来20年ぶりで、MVPに選ばれたのはイチロー選手と大谷選手の2人だけです。
大谷選手の受賞は読売新聞の夕刊のトップ記事で報道されました。テレビでも各社が大きく取り上げました。イチロー選手のときは、はっきりした記憶はありませんが、社会的にはこれほど騒がれなかったと思います。
イチロー選手は2001年初の日本人野手としてシアトル・マリナーズに入団、いきなり首位打者と盗塁王の記録を残して、新人王とアリーグMVPに選ばれました。新人王とMVPを同時にとった選手は初めてでした。野球界ではこの快挙に大騒ぎでした。
大谷選手のMVP獲得はアメリカの野球など知らない人を巻き込むほどの大きなニュースになりました。地元アメリカでも大谷選手の活躍はシーズン中から大きく報道され、大ニュースになっています。社会現象にもなったと言えます。
おそらくその原因はベーブルース以来と言われる投手と打者の「二刀流」にあったと思われます。投手としてはチームトップの9勝2敗、奪三振156、防御率3.18という堂々たる成績でした。打者としては、打率こそ.257でしたが、ホームラン46本(あと2本でホームラン王)、盗塁26個、3塁打8個(リーグトップ)、申告敬遠20個(リーグトップ)の好成績を残しました。両方が素晴らしい成績だったのが人々を驚かせたのです。野球界に革命をもたらしたと言えましょう。ベーブルースも二刀流のときはこんなにホームランを打っていません。
記録には残りませんが、大谷選手の人柄の良さも人気を呼んでいる原因でしょう。エンゼルスのファンだけでなく、対戦相手の選手や他球団のファン、報道関係者や審判や球場のスタッフなどにも好印象を与えているようです。
これからもますます活躍するよう祈っています。
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