山の思い出-その7 スキー(NO.1531)
スキーに初めて行ったのは1957年(昭和32年)の冬でした。
一橋大学1年の終わりのころ、体育の出席日数不足を補うため大学主催のスキー合宿に参加したのです。四国愛媛県育ちのためそれまではスキーには全く縁がなく、初めての経験でした。場所は妙高高原にある大学の寮でした。上野から信越線の夜行で同じ合宿の仲間たちと行ったのを覚えています。スキー靴もスキー板も寮に備えていたものを使いましたが、スキー板はエッジもなく、塗料ははげ落ちてゲレンデに立っても全く滑らない代物でした。ワックスを塗ってやっと滑りましたが、初めてスキーを履くものにとっては幸いだったかもしれません。あまりスピードが出なかったからです。
スキーの楽しさを知ったのは三井生命のハイキング部に入ってからです。ハイキング部は冬にはスキー部に変身しました。冬山はやらなかったのです。
スキー靴やスキー板や身に着けるものを購入、4年間、冬はスキーに行きました。志賀高原、鹿沢高原、湯沢高原、天神平などに通いました。ただ熱心なスキーヤーではなかったため、あまり上達はしませんでした。
IBMに転職してからは、2回行ったくらいでスキーとはほぼ縁がなくなりました。
IBM入社11年後に仙台に転勤となり、その翌年家族で鳴子温泉に行ったとき、久しぶりにスキーを楽しみました。仙台はスキー場が近く、家族で簡単に行けました。仙台赴任中は家族で2度、会社の同僚と蔵王で1度スキーを楽しみました。
東京に戻ってからは、家族で2度、個人で1度行きました。私の最後のスキーは45歳のとき中里スキー場で終わりました。その後はテニスに変わったのです。でもスキー場の最高地に立った時のワクワク感、滑っているときの爽快感は、今でも体が覚えています。
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