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2021年12月 7日 (火)

読書の終活「関ケ原」を読み終え「翔ぶが如く」へ(NO.1542)

 令和3年12月5日、書棚の司馬遼太郎の小説「関ケ原」文庫本3冊を読み終えました。これで司馬遼太郎の15作品を読み終えたことになります。

 上巻を読み始めたのが9月15日ですから、3巻を読み終えるまでに2か月と20日かかりました。途中でほかの本を読んだのは2冊だけでしたから、これだけ時間がかかったのは本を読む時間を取らなかったということです。自分でも本を読む根気がなくなったのを自覚しています。本を読むのは朝目が覚めてから床を離れるまでが一番多いのですが、本を読まないでうとうとしていることが多くなりました。昨年は12月5日までに51冊読んでいますが、今年は37冊です。歳のせいだと感じています。

 「関ケ原」は平成9年の購入した本です。今回で3回読むことになりました。

 「関ケ原」の主人公はご存じのように徳川家康と石田三成です。徳川家康の狡猾さと作戦のうまさ、石田三成の人気のなさと判断のまずさが全編にわたって描かれていました。

 司馬さんの作品には、「竜馬が行く」の坂本竜馬や「坂の上の雲」の秋山兄弟のように主人公が好きで愛情を注いで描いたものと、「関ケ原」の2人の主人公のように好きでもないので冷静に描いた作品があります。「関ケ原」で司馬さんが好きだったのは、石田三成の家臣の島左近だった感じです。それにしてもこの作品は数えきれないほどの人物が登場します。そしてその人物が生き生きと描かれています。司馬さんの綿密な調査と博識が十分にうかがわれれます。面白いというより興味深い小説でした。

 つぎは司馬遼太郎最長の小説「翔ぶが如く」ハードカバー7冊です。昭和51年に購入しています。主人公は西郷隆盛、脇役が大久保利通です。NHKの大河ドラマでは西田敏行と鹿賀丈史が演じました。

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