コロナの日本国内の死者が2万人を超えた(NO.1566)
2022年2月11日、コロナの日本国内の死者が150人だったため累計の死者数が2万92人となって2万人を超えました。
昨年4月26日に1万人を超えて以来、約9か月半ぶりです。ここ5日間は100人を超えています。今までの最高は昨年5月16日の216人です。そのころは1日あたりの感染者が5000人台でした。今は1日の感染者が9万人台ですので感染者数に対する死者数の致死率は今のほうが少なくなっています。オミクロン株が重症化しないということを裏付けています。
欧米とアジアの数か国を選んで致死率を調べてみました。ジョンズ・ホプキンス大学による2月11日現在の数字です。致死率の低い方から並べてみました。
感染者数 死亡者数 致死率
(万人)(万人)(1万人当たりの
死者数-人)
①日本 378 2 53
②韓国 124 0.7 56
③フランス 2151 13.5 63
④イギリス 1829 16 87
⑤スペイン 1056 9.6 90
⑥ドイツ 1207 12 99
⑦アメリカ 7744 91.6 118
⑧イタリア 1192 15 125
⑨中国 11 0.5 434
⑩台湾 2 0.09 437
意外なのはコロナを抑え込んでいる中国と台湾の致死率が高いことです。感染が拡大した当初死亡者が多かったことと、最近感染を抑え込み感染者数が少ないことが致死率に反映しているためです。
日本の第6波の死亡者は高齢者の割合が増えています。病気を抱えている高齢者がコロナによって体力や免疫が弱り直接コロナでなく基礎疾患で亡くなる人が増えているようです。
ここ数日の感染者数は、イギリス、スペイン、イタリアよりも多くなっています。日本は致死率が低いことを喜ぶのではなく、感染拡大を防ぐことが最大の課題と言えましょう。
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