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2022年4月29日 (金)

読書の思い出-その2 日本人作家(NO.1593)

 1960年(昭和35年)大学を卒業し三井生命保険会社に就職しました。途中2度転職しましたが、社会人になると小説を読む時間は学生時代に比べてかなり少なくなりました。読む本も海外ミステリーオタクからいろいろな作家の本を読むようになりました。

 そして生涯を通じての読書スタイルを身に着けることになりました。

 そのスタイルとは好きな作家に出会うとその作家の本を集中して読むということです。それも長編小説が中心です。最近は短編物も読むようになりましたが、以前は長編小説だけを選んでいました。

 最初に好きになったのは松本清張です。確か最初に読んだのは「点と線」だったと思います。時刻表を使った本格的ミステリーです。調べてみたら清張がこの小説を書いたのは1958年となっていました。私が社会人になる2年前です。それから清張の小説を追っかけるようになりました。

 その次に夢中になったのは司馬遼太郎でした。やはり1960年代からです。「竜馬が行く」が最初でした。司馬遼太郎の作品はすべて読みました。本は処分せずに何度も読み返し書棚に残っていました。現在「読書の終活」として最後にもう一度読んでは捨てる「行事」をやっているところです。

 20歳代から80歳代まで、読んだ作家はすべては覚えきれていませんが、主な作家としては大体次の方々です。順不同で思い出すままに書いてみます。

 吉川英治、舟橋聖一、大佛次郎、丹羽文雄、池波正太郎、藤沢周平、山崎豊子、五木寛之、山本周五郎、海音寺潮五郎、津本陽、柴田錬三郎、山岡荘八、村上元三、横溝正史、宮尾登美子、城山三郎、新田次郎、浅田次郎、宮城野昌光、童門冬二、平岩弓枝、佐伯泰英、吉村昭、山本一力、高杉良、早坂暁、宮部みゆき、東野圭吾、池井戸潤、百田尚樹、今井恵美子、高田郁、畠山健二などです。

 一番多く読んだのは佐伯泰英の作品です。合計279冊読んでいます。ところが最近出たものは読んでいません。おそらく10冊近くあると思いますが、最近のは面白くなくなったためです。

 好きな作家はどちらかというとエンターテインメント系というか直木賞作家系で、私小説系とか芥川賞作家系は好みではありません。自分でも偏っていると感じています。

 残念なのはここ1~2年、読むスピードが遅くなり読む時間が少なくなりました。根気がなくなったのでしょう。とりあえず司馬遼太郎の「読書の終活」に専念するつもりです。

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2022年4月25日 (月)

新道路開通による旧道路の右折禁止が心配(NO.1592)

 昨日のブログの続きです。令和4年4月25日手賀沼公園・久寺家線が全線開通しました。25日午前さっそく写真を撮ってきました。

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 右が新しい道路、左が古い道路です。

 古い公園坂通りは見事に車が減っていました。

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 ところが心配な点が1つあります。手賀沼公園前のT字路に2カ所右折禁止のところができました。我孫子広報に載った説明です。

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 1つはあまり問題ではありませんが、心配なのは公園坂通りから手賀沼公園前の信号に出られなくなったことです。

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 公園坂通りは車道としての意味がほとんどなくなったといえるかもしれません。公園坂通りの商店や飲食店には大きな痛手になるのではないでしょうか。

 今日は開通したばかりなので公園坂通りを下ってきた車が多く見かけましたが、道路に立ち並んだポールの先でUターンをしていました。

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 交差点はまだ未完成のところが多く、係員が3人出て整理や説明をしていました。

 早く公園坂通りの使用法を決めると同時に、公園坂通りの入り口にわかりやすい標識を掲げる必要があると思います。

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2022年4月24日 (日)

24年ぶりに我孫子市の手賀沼公園・久寺家線が開通(NO.1591)

 令和4年4月25日午前2時、国道356号のセブンイレブン前と手賀沼ふれあいラインの手賀沼公園前の間の道路が開通します。

 それに先立って4月24日午前10時から開通する道路の手賀沼公園前でオープニングセレモニーが行われました。

 今回開通する道路は国道6号と手賀沼ふれあいラインを南北に結ぶ1270メートルの手賀沼公園・久寺家線の一部でこれで全線開通となりました。

 今回開通する区間はわずか520メートルですが、事業認可を受けてから24年間の年月がかかりました。こんなに長くかかった理由の最大の原因は土地買収がなかなか進まなかったためのようです。

 この道路開通によりバスのルートが多少変わりました。今まではバスは我孫子駅からまっすぐ伸びる公園坂通りを通っていましたが、開通後はより広い道路を通ることになりました。多少距離が延びるため途中にバス停が2つ増えることになりました。我が家はその恩恵を受けることになった感じです。

 ただ心配もあります。我が家の近くのふれあいラインの混雑が増す可能性があります。

 なお市の広報によると、公園坂通りは「歩きたくなるみち」をコンセプトに市のシンボルロードとして整備していくとありました。

 オープニングセレモニーの写真を撮ってきました。

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 道路に昔の我孫子の写真が飾られており、懐かしく眺めてきました。

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2022年4月19日 (火)

手賀沼遊歩道の八重桜が散り始めた(NO.1590)

 令和4年4月19日、手賀沼遊歩道の八重桜の写真を撮ってきました。

 満開で散り始めていました。午前中は晴れていたのですが、午後出かけたときは雲が広がっていました。このところ千葉県はすっきりしない天気が続いています。

 昨年のブログを見たら、4月8日に写真を撮って「手賀沼遊歩道の八重桜とコヒガンがほぼ満開」を書いていました。今年は今散り始めているので、満開が多少遅れ気味だったように思います。

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2022年4月18日 (月)

朝ドラは昔の朝ドラのほうが面白い(NO.1589)

 昨年4月ごろから朝ドラにはまっています。それも2種類見ています。

 NHKのBSプレミアムで7時15分と7時30分から15分ずつです。7時15分からは以前放送した分の再放送、7時30分からは現在の放送分で、総合テレビでは8時からと12時45分から放送されるものと同じです。

 昨年4月からは「あぐり」と「お帰りモネ」、10月からは「マー姉ちゃん」と「カムカムエブリボディ」を楽しみました。今は「芋たこなんきん」と「ちむどんどん」を見ています。

 今やっているものはまだ始まったばかりなので何とも言えませんが、昨年始まったものは、以前の放送分のほうが両方とも現在物より抜群に面白く感じました。

 これは私の意見なので独断と偏見が混じっているかもしれませんが、理由はどちらも以前放送分のほうが

1 ストーリーの展開がわかりやすく痛快

2 会話のテンポが速く心地よい

3 登場人物の位置づけや性格がはっきりしている

4 俳優の演技が上手

などです。

 また「あぐり」には吉行あぐり(吉行淳之介や吉行和子の母親)、「マー姉ちゃん」には長谷川町子というモデルがいて、原作もあり、脚本がしっかりしているということも言えるかもしれません。

 「お帰りモネ」は途中で面白くなくなり見るのをやめました。

 他の人、特に若い人たちがどう感じているか知りたいものですがそれは無理な注文でかもしれません。自分もそうでしたが、若い人たちには朝ドラなど見る時間はなく、まして2本見ているような暇はないでしょうね。

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2022年4月13日 (水)

読書の思い出-その1 中学時代から大学時代まで(NO.1588)

 読書は生涯にわたっての趣味です。一番長く続いている趣味といってもいいでしょう。

 勉学や仕事で読んだ本を除いて、趣味として読んだ本、主に小説を中心に書いてみたいと思います。

 私は読書については早熟でした。スポーツはあまり得意でなかったため、子供のころから本の虫になっていました。太平洋戦争が終わったのが小学3年でしたので、小学生時代は紙が不足していて、満足な本といえるようなものはなかったと思います。

 中学生になってから中学校の図書館で読みたい本を探して読むようになりました。どんな本を読んだかあまり思い出せませんが、パールバックの「大地」を読んだのだけは覚えています。

 高校3年は受験準備のため小説は読むのをやめましたが、高校1,2年の時は世界の文学全集などを読み漁っていました。印象に残っているのはマーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」、トルストイの「戦争と平和」です。ドストエフスキーはあまり理解できませんでした。日本の小説では、芥川龍之介、夏目漱石、川端康成などの作品を読んだのを覚えています。松山南高校でしたので、漱石の「坊っちゃん」は人気がありました。

 大学生になっても世界と日本の文学作品は読んでいましたが、一番熱中したのが推理小説、ミステリーです。偶然アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」を読んでから、ミステリーの面白さに取りつかれたのです。アガサ・クリスティの本を読みまくりました。

 同時に、ウィリアム・アイリッシュ、ディクソン・カー、エラリー・クイーン、E・S・ガードナー、エド・マクベーンなど有名なミステリー作家の作品に手を伸ばしました。大学の同じクラスに1人ミステリーファンがいたので情報交換しながら小説を探しました。本の貸し借りもしました。

 ポケットブック版のハヤカワ・ミステリのシリーズが推理小説の宝庫でした。大学の図書館にはこんな小説はほとんどおいていません。学生でお金がなかったので、もっぱら古本屋、貸本屋を利用しました。今はなくなりましたが、当時は有料で本を貸してくれる貸本屋というのがあったのです。古本屋で買って読み終わったらまたその古本屋に売ることもしました。

 楽しかった学生時代の読書経験です。ミステリー熱はサラリーマンになると少しずつ冷めていきました。

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2022年4月11日 (月)

お見事佐々木朗希投手、おめでとう完全試合(NO.1587)

 令和4年4月10日、ロッテの佐々木朗希投手がマリンスタジアムでオリックスを6-0で破り完全試合を達成しました。

 佐々木投手はドラフト1位指名の入団3年目、20歳5か月で史上初のプロ初完投、初完封での完全試合を達成したのです。史上最年少、14試合目の完全試合は史上最速です。1994年5月に巨人の槇原寛己投手の完全試合から28年ぶり16人目の快挙でした。

 同時に13人連続奪三振の日本新記録と、1試合19奪三振の日本タイ記録を作りました。

 この試合には長女夫婦がマリンスタジアムに観戦に行っていました。完全試合を目の前で見られるなどということは本当にラッキーとしか言いようがありません。おそらく一生に一度のことでしょう。実は長女の次男がチケットを2枚買っていたのですが、孫が都合で行けなくなったため、長女夫婦が幸運にも完全試合を見物できたのです。

 完全試合には私も思い入れがあります。

 日本のプロ野球で完全試合第1号は巨人の藤本英雄投手が1950年に青森市営球場で西日本パイレーツ相手に達成したのが最初です。戦後6年目、私は中学生でした。藤本投手は日本人で最初にスライダーを武器にした投手でした。日本最初の完全試合にもかかわらず、交通事情の悪かった時代で、青森のこの試合に立ち会ったカメラマンはいなかったそうです。

 その後槇原投手まで13人の投手が完全試合を達成していますが、大投手と言われたのは国鉄の金田400勝投手と広島の外木場投手くらいです。完全試合にはその時の実力もさながら、運が必要のようです。

 忘れられないのは2013年テキサス・レンジャーズに所属していたダルビッシュ有投手がヒューストン・アストロズ相手に9回ツーアウトまで完全試合ペースでしたが、最後にヒットを打たれて完全試合を逃したことでした。

 今回の佐々木投手はお見事でした。おめでとう佐々木投手、それにロッテファンの長女一家!

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2022年4月 9日 (土)

免許更新をやめたのでバスの割引証とタクシー利用券をもらった(NO.1586)

 令和4年3月7日、長女の運転で流山免許センターに行き、私と妻の「運転経歴証明書」をもらってきました。私は昨年1月の、妻は今年3月の免許更新をしなかったため、免許センターで1100円を払って運転経歴証明書がもらえます。地元の警察でももらえますが時間がかかります。

 私は運転免許が失効していたためもらえないと思っていたのですが、妻がスマホで調べてもらえることがわかりました。ただ私の場合は失効していたため、申請の際写真が必要でした。

 なぜ今更運転経歴書をもらったかというと、それを我孫子市の市役所に持参して手続きをすれば、バスの割引券とタクシーの利用券がもらえると分かったからです。阪東バス・あびバスの全線で使える4年間有効の約半額割引券です。約半額というのは、下車時に写真を張り付けた「阪東バス・あびバス免許返納割引証」を見せて現金で10円単位の支払いをするからです。スイカは使えません。5円の端数は切り上げとなります。

 その割引証には200円単位のタクシー利用券が20枚付いていました。タクシーは我孫子に関係するタクシー5社と市内個人タクシーで利用できます。なおこの割引証をもらうにも写真が必要でした。

 我孫子駅やショッピングや病院などに行くにはバスを利用するため役に立ちます。ただ割引券をもらうまでの手続きが面倒です。免許センターや警察や市役所も近くではありません。そのためこの制度を利用している人はそれほど多くないのではないかと感じました。

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2022年4月 6日 (水)

国内旅行の思い出-その10 万国博覧会(NO.1585)

 万国博覧会の思い出はまず1970年(昭和45年)に初めて日本で開催された大阪万博です。

 77か国が参加し、6400万人を超える入場者がありました。私が33歳の時です。妻と2歳の長女とともに見に行きました。妹一家が京都の山科に住んでいたので、そこに泊まって大阪の千里丘陵の会場に通いました。

 大阪万博は1964年の東京オリンピックに次ぐ国民的行事として日本国中が沸き返りました。三波春夫が歌った万博音頭は今でも忘れられません。万博会場には岡本太郎がデザインした太陽の塔が聳え、中央のお祭り広場では連日多彩なイベントが開催されました。

 各国や有名企業のパビリオンが立ち並び、入場するのに何時間も待たされることがありました。私たちは2歳の子供連れだったため、待ち時間の長いパビリオンは避けて見て回ったのを覚えています。

 次に開催された万国博は1975年の沖縄海洋博です。そのころは仙台に赴任していました。遠くて行けませんでしたが、1981年に沖縄旅行をしたとき、海洋博公園を訪ねています。

 1985年(昭和60年)には茨城県の筑波でつくば科学万博が行われました。そのころは千葉県我孫子市に戻っていたので、同じ常磐線のつくば万博は気軽に行くことができました。

 余談ですが、つくば万博のおかげで常磐自動車道の未開通区間だった三郷ICー柏ICが開通し、東京方面まで常磐自動車道で行けることになりました。

 つくば科学万博は家族や一人などで6か月の間に合計6回通いました。車で行ったり常磐線で行ったりしています。万博期間中は牛久駅と荒川沖駅(いまはひたち野うしく駅)間に万博中央駅が開設され、スーパーシャトルが走りました。

 大阪万博と違ったハイテクを使ったショーや展示があったのを覚えています。

 1990年(平成2年)5月には大阪花博(国際花と緑の博覧会)に妻と行きました。花博だけに、きれいな花、珍しい花や植物を見ることができました。

 なお大阪花博はつくば科学博とともに特別博で大阪万博の一般博とは区別されています。

 2005年(平成17年)8月には愛知万博(愛・地球博)に妻と行きました。万博では初めてクラブツーリズムのパッケージツアーを利用しました。

 会場は愛知県の長久手市と瀬戸市にありました。1泊2日のツアーだったので長久手会場だけ回ったように思います。愛知万博は大阪万博と同じ一般博でしたが、大阪万博に比べると規模も国やマスコミの取り上げ方も控えめで入場者は2200万人くらいでした。時間が限られていたため、待ち時間の長いパビリオンは避けてできるだけ数多く回るようにしました。

 3年後の2025年には2回目の大阪万博がありますが、その時は88歳、もう自分の足で回るのは無理なようです。もし運よく見られればテレビで楽しみたいと思っています。

 国内旅行の思い出はこれで終わりです。海外旅行を含め、旅行は存分に楽しめたと思っています。ほとんどが妻の企画で一緒に楽しみました。妻には感謝感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2022年4月 2日 (土)

手賀沼親水公園とその奥の遊歩道のソメイヨシノが満開(NO.1584)

 令和4年4月2日の親水公園とその奥の手賀沼遊歩道と途中の菜の花畑のソメイヨシノを見に自転車で行ってきました。

 5日前の桜情報は手賀沼公園から親水公園までのものでしたが、今回はちょっと遠出をしました。

 親水公園は5日前はまだツボミのほうが多かったのですが、ほぼ満開になっていました。土曜日だけあってかなりの花見客が来ていました。なるべく人のいないタイミングで撮ったつもりです。

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 親水公園から先は人出が少なくなるのですが、桜並木が断続的に続くのでこの時期は人にぶつかりそうになり自転車で走るのが申しわけない感じです。

 写真を撮るときは自転車を止めて人のいないほうにカメラを向けてシャッターを切るようにしました。

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 途中遊歩道から少し外れたところに菜の花畑があります。菜の花は咲始めでしたが、桜は満開でした。あと数日すると桜と菜の花のコントラストが一層鮮やかになることでしょう。

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 遊歩道が途切れて築堤に続く道になるあたりに、遊歩道一番の桜並木があります。

 この辺りは親水公園から歩いて30分、手賀沼公園からは50分くらいかかるのではないでしょうか。それでもハイキングやウォーキングの人を見かけました。途中までバスを利用したり、途中の駐車場を利用するとそれほど歩かなくて済むようです。

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 今年のお花見はこれでおしまいです。

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2022年4月 1日 (金)

成人になってもビールは飲めません(NO.1583)

 令和4年4月1日から改正民法が施行され、20歳だった成人年齢が18歳に引き下げられました。

 民法の成人年齢に関する改正は146年ぶりです。若者の成人の定義を変えることによって、若者の自立を促し、社会の活性化を図ることが狙いだそうです。

 各自治体では成人式をどうするか、いろいろ苦労しているようです。

 OECD加盟国のほとんどが18歳成人を採用しており、国際標準に合わせることもあります。選挙の投票権も18歳に引き下げられます。親の同意なしに携帯電話やクレジットカードなどが契約可能になります。ただ契約取り消しが簡単にできなくなるため、トラブルも懸念されています。有効期間10年のパスポートも取得できます。ただ女性が結婚できる年齢は16歳から男性と同じ18歳に引き上げられます。

 民法改正と同時に改正少年法も施行され、事件を起こした18歳、19歳は「特定少年」とされ、厳罰化が図られます。

 ところが、飲酒、喫煙、公営ギャンブルは引き続き20歳以上となり、18歳、19歳は禁止です。

 そこで世界各国の飲酒可能年齢を調べてみました。

 アメリカは21歳ですが州によって違います。カナダは18歳~19歳で州によって違います。18歳から可能なのは、イギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、台湾などです。ドイツは18歳ですが、ワインとビールは16歳から飲めます。韓国は19歳、中国は明確な規定がありません。

 日本は世界的に見ると年齢制限が厳しい国になります。ただ自分の例からすると、この年齢制限はあまり守られていないような気がします。大学に入ったのは19歳でしたが、大学生は1年生から酒もたばこも自由でした。先輩や先生から注意を受けたことはありませんでした。おそらく今も変わっていないのではないでしょうか。部活やサークル活動の新入生歓迎会などではビールなどが出てくるようです。

 でも法的には18歳、19歳は成人になってもビールは飲めません。ちょっと若者が気の毒な感じがしています。

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