読書の思い出-その3 外国人作家(NO.1594)
外国文学は高校時代から20歳代までに全集物などをざっと読んだ記憶があります。
40歳代になって熱を上げた作家が出てきました。5人の米英の作家です。きっかけはいずれも映画から始まっています。
一番熱中したのはアメリカ人のシドニイ・シェルダンです。「真夜中の向こう側」(The Other side of Midnight)という映画を見たのがきっかけとなり、その翻訳本を読みました。
この小説はその後「真夜中は別の顔」という題名で別の出版社から出されて日本でも大ヒットとなりました。この作家の本はその後英語のペーパーブックですべて読んでいます。自伝(The Other Side of Me)も読みました。映画の脚本から小説家に転身しただけに、ストーリーの面白さは抜群です。
私が手賀沼通信にお粗末なおとぎ話を書いたとき、シドニイ・シェルダンをもじって、四谷知男(しだに しるだん)というペンネームを使ったくらい好きでした。
2番目はイギリスの作家ケン・フォレットです。スパイ小説の「針の眼」の映画でとりこになりました。
この作家の本もほとんど読んでいますが、歴史小説「大聖堂」(The Pillars of the Earth) と「大聖堂-果てしなき世界へ」(World without End)が圧倒的に面白い作品でした。
3番目はイギリスのスパイや軍隊を描いた小説のフレデリック・フォーサイスです。フランスのド・ゴール大統領暗殺失敗を描いた「ジャッカルの日」の映画が最初でした。我孫子の図書館にあるこの作家の本をすべて読みました。図書館は作家ごとに本を並べているので簡単に探せます。この作家の作品は映画化されているものがかなりあります。
4番目は法廷物のアメリカの作家ジョン・グリシャムです。映画「評決のとき」で引き込まれました。弁護士の経験を生かした作品を多く書いています。アメリカの裁判制度は日本と大きく異なっていて検事や弁護士の活躍の場が多く、小説や映画の名作を生んでいます。
5番目はイギリスの作家アーサー・ヘイリーです。映画「大空港」で知りました。緻密な取材で様々な業界の内幕を描く作品を出しています。
後の3人の作品はほとんど原書でなく翻訳本を図書館で借りて読みました。歳を取ると根気がなくなって英語で読むのはきつくなったからです。
2003年から読書の記録をパソコンのエクセルの表にインプットしています。今年で20年目ですが、2010年にフォーサイスとグリシャムの小説を読んで以後、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロの2作品を読んだ以外は外国人作家の小説は読んでいません。日本人作家のものばかりになってしまいました。
ちなみにこの20年間では2018年の92冊が最多です。その後は極端に読書量が落ちています。
現在、司馬遼太郎の作品の「読書の終活」中ですが、小説はあと3作品、そのあと街道をゆく43冊が控えています。無事終わることができるかわかりません。
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