読書の終活「翔ぶが如く」を読み終え「城塞」へ(NO.1620)
令和4年7月27日、書棚の司馬遼太郎の小説「翔ぶが如く」ハードカバー全7巻を読み終えました。これで司馬遼太郎の16作品を読み終えたことになります。
この作品は司馬さんの小説の中で一番長い小説ですが、読み始めてから7か月と20日ばかりかかりました。途中で読んだ他の小説は3冊しかないので、いかに長くかかったかということです。前回にも書きましたが、本を読む気力と時間とスピードがなくなったことをつくづく感じました。私が本を読むのは夜と朝、寝床の中で読むことが多いのですが、すぐ眠くなってしまいます。老いのせいでしょう。
「翔ぶが如く」は昭和50年から51年にかけて購入した第1刷です。読むのは今回で3回目になります。西郷隆盛が征韓論に敗れるところから、西南戦争で敗れ、さらに大久保利通が暗殺されるまでの物語です。
幕末のさっそうとした西郷の活躍は出てきません。維新後の時代についていけない西郷の話ですが、それを全7巻の大作に書いたのはさすが司馬遼太郎といえるでしょう。書き終えるまで4年の歳月を費やしています。おそらく膨大な資料を読みつくしたのではないでしょうか。「竜馬が行く」のように胸躍らせて読む作品ではありませんが、歴史を学ばせられる大作でした。
次は豊臣政権の最後の大阪城落城を描いた「城塞」です。ハードカバー3冊の長編で、「関が原」に続く作品です。昭和47年に購入しました。
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