おめでとう!仙台育英、そして東北地区の高校野球の初優勝(1628)
2022年8月22日、第104回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園大会)の決勝戦が行われ、宮城県代表の仙台育英高校が山口県代表の下関国際高校を8-1で破り優勝しました。
仙台育英高校は初優勝で東北地区にとっても春夏を通じて初めての優勝となりました。
これまで東北地区の高校は春3回、夏9回決勝戦に臨みましたが勝てませんでした。高校野球(戦前は中等野球)は1915年(大正4年)夏に始まりました。プロ野球の誕生が1936年(昭和11年)ですから、それより21年も前に高校野球が生まれていたのです。今回が104回目の夏の大会です。東北勢は100年以上優勝から遠ざかっていたのです。沖縄や北海道にも先を越されていました。今回の優勝は東北6県の野球ファンにとって待ちに待った初優勝となりました。
東北からはロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有、トロント・ブルージェイズの菊池雄星などの大リーガーやロッテの完全試合投手の佐々木朗希などの素晴らしい選手が出ています。それでも高校野球の優勝旗は遠かったのです。
最も優勝に近かったのは、1969年(昭和44年)の三沢高校でした。戦後初めての優勝チャンスでした。愛媛県の松山商業と青森県の三沢高校が決勝戦で対戦、0-0で引き分け再試合となりました。
三沢高校の太田幸司投手はイケメンでコーちゃんと呼ばれアイドル選手の草分けともいえる人気者、延長18回と翌日の再試合を完投しました。再試合は4-2で敗れましたが悲劇のヒーローとなりました。
私は最初の試合の最後の何回かを,日本アイ・ビー・エムのSEとしてお客様の談話室で一緒に見ていました。私は松山南高出身なので当然松山商業を応援していましたが、周りは全員三沢高校の応援でした。松山商業がチャンスを迎えても声を上げられなかったのを覚えています。「両校とも優勝にしろ」という意見が報道されたくらいでした。
その後私は仙台営業所に転勤となり3年ほど東北6県を担当しました。いまは高校野球では、愛媛、千葉に加えて東北6県の高校も応援しています。
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