コロナ「いつまで続くぬかるみぞ」(NO.1629)
「いつまで続くぬかるみぞ」という言葉は日中戦争の時代に中国での戦場の厳しさを表した歌の一節です。コロナの今の状態を表しているといってもいいのではないでしょうか。
2020年3月ころから日本に侵入してきたコロナは2022年8月下旬を迎えて第7波のど真ん中です。
8月19日には1日当たりの日本の感染者が26万1343人となり、8月22日には1日当たりの死者数が343人でいずれも過去最多となりました。1日当たりの感染者は、7月22日にアメリカを追い越してから昨日の8月25日まで、1日を除いてダントツの世界1を続けています。
東京の感染者数は減少傾向にありますが、地方の各県は最多記録を更新しています。夏休みやお盆休みで東京人が地方で感染をばらまいた感じとなっています。
プロ野球では巨人に多数の感染者が出て、巨人の2カード6試合が中止となりました。高校野球は4チームに感染者が出て、メンバーの入れ替えや試合日程の調整が行われました。
医療現場がひっ迫して、救急車が入院患者を運べない事態が続出しています。
政府は現場のワークロードを減らすためコロナの全数把握の見直しを決めましたが、やり方を各県任せにしたため見直しを拒否している知事も出ています。国の担当者の無責任さが明らかです。
昨年の7月下旬から17日間東京オリンピックが行われた時の感染者を調べてみました。開会式の7月23日は全国で4225人、東京が1359人となっていました。閉会式の8月8日は1万4472人と4066人でした。いまと比べると今が桁違いに多くなっています。
岸田首相は4回目のワクチンを打ったにもかかわらず感染者となりました。日本の感染者の累計は昨日1千8百万人を超えました。日本人の人口が1億2478万人ですから、約14.4%、7人に1人が感染した勘定になります。
まさに「いつまで続くぬかるみぞ」です。
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