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2022年9月17日 (土)

大河ドラマシリーズー4 第10作~第12作(NO.1635)

 第10作は「新平家物語」です。

 1972年放映、主人公は平清盛、主演俳優は仲代達也、原作者は吉川英治、脚本は平岩弓枝、平均視聴率は21.4%(27位)です。

 吉川英治原作の2本目のドラマで、第4作が源氏側から描いたドラマでしたが、第10作は平家側から描いたドラマになりました。

 大河ドラマとしてそれまでの最高の製作費をかけ豪華キャストを揃えました。衣装や甲冑にも費用をかけたため、ロケーション費用は抑えて、戦闘場面もスタジオ撮影になったと記録に出ていました。

 私は吉川英治の原作を学生時代に週刊朝日への連載中に読みました。そのイメージが強く残っていたためか、ドラマのほうはあまり真面目には見ていなかったように覚えています。

 第11作は「国盗り物語」です。

 1973年放映、主人公は前半が斎藤道三、後半が織田信長、主演俳優は道三を平幹二郎、信長を高橋英樹、原作者は司馬遼太郎、脚本は大野靖子、平均視聴率は22.4%(24位)です。

 ドラマは司馬遼太郎の「国盗り物語」を核に、司馬氏の「新史太閤記」「功名が辻」「尻啖え孫市」「梟の城」などを合わせて大野靖子が脚本を書きました。どの小説も同じ人物が何度も登場しています。色々合わせてよりドラマティックに描いたのでしょう。

 平幹二郎は3年前にも「樅ノ木は残った」で主役を演じています。

 この作品は熱心に見た記憶があります。

 第12作は「勝海舟」です。1974年放映、主人公は勝海舟、主演俳優は渡哲也が松方弘樹に交代、原作者は子母沢寛、脚本は倉本聡が中沢昭二に交代、平均視聴率は24.2%(18位)です。

 主演俳優が替わった理由は渡哲也が病気になったためです。倉本聡が交代した理由は演出スタッフと衝突したためで、倉本はこの後北海道に移住することになりました。倉本は北海道富良野への移住が「北の国から」などの名作を生むことになりました。

 なお24.2%の平均視聴率はそれまでの幕末を描いた作品の中では最高の視聴率となりました。

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