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2022年10月31日 (月)

オリックスおめでとう、ヤクルトありがとう(NO.1649)

 2022年10月30日、神宮球場で日本シリーズ第7戦が行われオリックス・バッファローズが5-4でヤクルト・スワローズを破り、4勝2敗1引き分けで日本一に輝きました。

 第3戦まではヤクルトが2勝1引き分けだったので、今年もヤクルトが連覇すると思っていたのですが、それからオリックスが4連勝したのです。昨年はヤクルトが4勝2敗で勝ったのでそのお返しという感じになりました。

 それにしても両軍の戦いは見事でした。私は巨人ファンなのでどちらが勝ってもいいと、ほかの番組を見ながら時々テレビのチャンネルを切り替えて試合の経過を見ていました。ところが普段野球番組など見ない私の妹と家内の姉が、日本シリーズが面白いからテレビを見たといっていました。二人とも82歳のおばあさんです。それくらい面白い試合が続きました。野球ファンが増えることは野球界にとっていいことです。私もうれしく思っています。

 2年前と3年前の日本シリーズは、ともに巨人がソフトバンクに4連敗しつまらないシリーズでした。オリックスとヤクルトは去年も今年もいい試合を見せてくれました。両軍に乾杯です。

 ヤクルトの村上がホームラン1本だけと予想外の不振だったのは、ヤンキースのジャッジがリーグ優勝決定シリーズで不振だったのと同じだと思います。おそらく期待に応えなければというプレッシャーが大きかったのではないでしょうか。

 オリックスは1996年以来の26年ぶりのチャンピオンです。おめでとう。ヤクルトありがとう。

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2022年10月30日 (日)

読書の終活「城塞」を読み終え「韃靼疾風録」へ(NO.1648)

 令和4年10月25日、書棚の司馬遼太郎の小説「城塞」ハードカバー全3巻を読み終えました。これで司馬遼太郎の17作品を読み終えたことになります。

 読み始めたのが7月末でしたので、わずか3冊を読むのに3か月かかったことになります。本当に読書のスピードが落ちました。スピードが落ちただけでなく、本を読もうとする気力と読み始めてからの根気がなくなったのを実感しています。歳のせいとはいえ、悲しくなります。

 「城塞」は昭和47年に購入しており読むのは3回目です。「城塞」とは大阪城のことです。この物語りは関ケ原の戦いの後から始まり、大坂夏の陣で大阪城が炎上し豊臣家が滅亡するまでを描いています。

 徳川家康が何としてでも豊臣家を滅ぼそうとする「悪謀」と、淀殿や大野修理などの「無能さ」が浮き彫りにされています。秀頼は好青年として登場します。後藤又兵衛や真田幸村の活躍がありますが、家康の狸おやじぶりがテーマです。もしかして大阪生まれの司馬遼太郎遼太郎氏は家康が好きではなかったのではないしょうか。

 次は中国の清朝を起こした満州族のヌルハチにかかわる「韃靼疾風録」です。文庫版2冊で、司馬遼太郎最後の小説です。

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2022年10月27日 (木)

大河ドラマシリーズー7 第19作~第21作(NO.1647)

 第19作は「おんな太閤記」です。

 1981年放映、主人公は秀吉の正室ねねと秀吉、主演俳優は佐久間良子と西田敏行、原作者はなしのオリジナル脚本、脚本は橋田寿賀子、平均視聴率は31.8%(第5位)です。この視聴率は秀吉が主人公の「太閤記」の31.2%(第6位)、「秀吉」の30.5%(第8位)より高くなっています。

 「おんな太閤記」はねねの視点で戦国時代から大阪の陣までを描いています。そのため合戦よりもねねを中心とした家庭の場面が多くなっており、弟の秀長をはじめ、秀吉の母、秀吉の姉と妹、ねねの実家の人たちが画面にふんだんに出てきます。

 この作品は従来の男性を中心とした戦国時代のファンのほか主婦層にも視聴者が広がりました。秀吉がねねを呼ぶときに使った「おかか」はこの年の流行語にも選ばれています。

 「おんな太閤記」は今年のBSプレミアムで日曜日の朝7時15分から再放送されています。私は本放送では見逃したところが多かったので、再放送をしっかり見ています。

 第20作は「峠の群像」です。

 1982年放映、主人公は大石内蔵助、主演俳優は緒形拳、原作者は堺屋太一、脚本は冨川元文、平均視聴率は23.7%(第20位)です。

 大石内蔵助が主人公となるのは3度目、緒形拳が主演俳優となるのも3度目です。

 Wikipediaによれば、江戸時代の元禄と放送時の時代が同じような時代の方向が変化する時期となる「峠」の時代だとする原作者・堺屋太一の観点を軸に、赤穂事件を現代的に描いたドラマです。赤穂藩断絶を現代の企業倒産になぞらえ、仇討ちのヒロイズムよりもサラリーマンつまり赤穂の藩士たちがいかに行動したかを再考する作品となっています。

 出演者は当時の若手のアイドル俳優が多く起用されています。私はこの作品はあまり見なかったので内容は覚えていません。

 第21作は「徳川家康」です。

 1983年放映、主人公は徳川家康、主演俳優は滝田栄、原作者は山岡荘八、脚本は小山内美江子、平均視聴率は31.2%(第6位)です。

 1984年から大河ドラマは近代路線に移行するとの予定から、時代劇最後の大河ドラマとして、戦国時代最後の大物徳川家康を主人公とした作品が作られたと言われています。あとで近代路線は3年で終わったことがわかりますが、徳川家康なら山岡荘八の「徳川家康」の原作にかなうものはないと決まりました。

 原作はかなりの長編だったので、原作に忠実に脚本化されたため、ドラマは話の展開が早すぎるという評価もあったようです。

 歴史上の人物としては家康よりは秀吉のほうが人気があるようですが、大河ドラマの視聴率は第3作の「太閤記」とこの「徳川家康」が、共に31.2%(第6位)と同率となています。

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2022年10月24日 (月)

我孫子市の3年ぶりの民謡発表会(NO.1646)

 令和4年10月23日、湖北公民館で民友会の民謡発表会が行われました。

 我孫子市には最近まで「我孫子市民謡連盟」があり、最盛期には10以上の民謡の会が所属していました。ところが会員の高齢化や会長の後継者がいないなどの理由で3つにまで減少していました。そこにコロナがやってきて「我孫子市民謡連盟」は事実上解散状態になりました。

 連盟では毎年5月の「民謡鑑賞会」、11月の「文化祭」、2年に1度の8月の「民謡大会」などを開催していました。それがなくなったのです。

 そこで現存している「愛友会」「星謡会」「はなぶさ会」で「民友会」を結成し発表会を開催することにしたのです。コロナのため舞台で唄う機会がなかった会員が舞台で民謡を唄って楽しむためでした。

 そのため一般市民への宣伝や広告は行わず、原則観客なしでの開催でした。わずかに会員の家族や知り合いが観客として来ていたようです。私は3年前まで愛友会の会員でしたので声がかかったのです。

 愛友会の稽古はコロナ1年目は休んだようですが、コロナ2年目の途中からは再開したと聞いていました。

 今回の発表会は、以前の大会並みに、本格的な伴奏とお囃子つきで、舞台衣装を着て、1人2曲ずつ唄いました。皆さんブランクを感じさせない素晴らしい声で唄っていました。

 亡くなったり、体調を壊したり、引退したりして、何人かのメンバーが欠けていたたのは残念でしたが、久しぶりに懐かしい仲間に会えて、民謡を楽しむことができて、うれしい大会でした。

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2022年10月19日 (水)

やはり7月の参院選は「違憲状態」になった(NO.1645)

 今年7月に行われた参議院選挙について、「1票の格差」が最大3.03倍だったのは投票価値の平等を求める憲法に違反するとして、2つの弁護士グループが45全選挙区の無効を求めて全国8高裁・6支部に16件の訴訟を起こしています。

 そのうちの2つの高裁から判決が出ました。10月14日には大阪高裁から、10月18日には東京高裁から、同じ「違憲状態」との判決がでました。ただしどちらも選挙の無効は却下しました。

 11月15日までに各高裁・支部の判決が出そろったところで、最高裁が統一判断を下すことになっています。

 私は6月24日のブログで「参議院制度改革を唱える党はなぜ出てこない」と題して制度改革の必要性を述べています。

 1つは参議院が衆議院のコピーである限り必要性に乏しく、北欧のように1院制にしてはどうかということです。

 2つは2院制を維持するなら、今のように人口に比例して選挙定数を決めるのではなく、アメリカの上院のように、例えば各県2名などの一定の数に決めるようにすべきということです。

 これからの日本は人口の減少と大都市への人口集中が進みます。2019年の参院選は参議院議員の定数を増やすことで合憲になりました。2018年に定数を6名も増やす決議をしたのです。人口が減っているのにお金のかかる議員の定数を増やすという世の中に逆行する暴挙をやったのです。こんなことが続けられる道理はありません。

 参議院議員定数削減は議員にとってはつらいことでしょうが、つらいことを覚悟してやらなければますます日本はダメになると思います。

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2022年10月16日 (日)

中央学院大学が来年の箱根駅伝出場を逃す(NO.1644)

 2022年10月15日来年の箱根駅伝の出場をかけた予選会が立川市で行われました。わが我孫子市の中央学院大学は12位となって惜しくも出場を逃しました。

 予選会は立川市の陸上自衛隊駐屯地から昭和公園までのハーフマラソンのコースで43校が参加して行われました。上位10人の合計タイムで争われその上位10校が来年の箱根駅伝に参加できます。

 中央学院大学は10キロの地点では7位につけていましたが、その後調子を落とし12位となりました。残念でした。

 中央学院大学は1994年の第70回大会から箱根を走った新鋭の大学です。過去22回の箱根出場を果たした成績を持っており、優勝こそしていませんが、2003年から2020年までは連続18回箱根出場の記録を持っています。

 2021年には予選会で敗れたためその記録は途絶えましたが、2022年には復活しました。ところがまた来年は箱根参加ができなくなりました。箱根駅伝を見る楽しみが少し減った感じです。

 私の大学は全くダメですが、弟、長男、孫たちの大学が来年の箱根を走ります。4人の大学がそろって出場するのは久しぶりです。早稲田大、専修大、法政大、東洋大の4大学です。そちらを応援することにしましょう。

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2022年10月11日 (火)

大河ドラマシリーズー6 第16作~第18作(NO.1643)

 第16作は「黄金の日々」です。

 1978年放映、主人公は呂宋助左衛門、主演俳優は市川染五郎(現在の二代目松本白鴎)、原作者は城山三郎、脚本は市川森一、平均視聴率は25.9%(13位)です。

 それまでの大河ドラマは、第5作の「三姉妹」以外はすべて武士を主人公にしていますが、今回は堺の商人が主人公です。安土桃山時代にルソンにわたり、巨万の富を築いた呂宋助左衛門を中心に堺の町の栄枯盛衰を描いています。

 出演俳優に、市川染五郎とその長男、父親の松本幸四郎の3世代や、状況劇場を主宰する唐十郎や李礼仙、根津甚八、川谷拓三などが起用されて話題を呼びました。初めての海外ロケをフィリピンで行っています。

 私はこの年に仙台から東京に転勤になり、仕事が変わったことや叔父の病気とその死などで忙しく、残念ながら「黄金に日々」を見る時間がほとんどありませんでした。

 第17作は「草燃える」です。

 1979年放映、主人公は源頼朝と北条政子、主演俳優は石坂浩二と岩下志麻、原作者は永井路子、脚本は中島丈博、平均視聴率は26.3%(11位)です。

 石坂浩二は3度目の主演俳優を務めました。物語は源平時代から鎌倉幕府の成立、源氏の滅亡から北条政権への移行、3上皇が流罪となる承久の乱までを北条政子を中心に描いています。

 いま放送中の「鎌倉殿の13人」とほぼ同時代です。おそらく脚本が違うので、物語の展開や登場人物の描き方は違っていると思いますが、「草燃える」はあまり覚えていないので比較することは困難です。

 「草燃える」の視聴率が60作のうち11位と高いのでおそらく魅力的な作品だったのでしょう。

 第18作は「獅子の時代」です。

 1980年放映、主人公の2人は架空の人物、主演俳優は菅原文太と加藤剛、原作なしのオリジナル脚本、脚本は山田太一、平均視聴率は21.0%(31位)です。

 幕末のパリ万博に派遣された会津藩士と薩摩藩士(ともに架空の人物)をめぐって幕末から明治時代のそれぞれの生き方を描いています。登場人物は一部の有名人以外はほとんど架空の人物です。パリロケをはじめ各地でのロケを多用しています。

 私はこの作品もほとんど覚えていません。あまり見る機会がなかったのだと思います。

 

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2022年10月10日 (月)

コロナ対策の入国制限が大幅に緩和される(NO.1642)

 2022年10月11日からコロナ対策のために実施してきた入国制限が大幅に緩和されます。外国人観光客の受け入れを容易にし経済再生を図るためです。

 緩和の概要は

① 1日5万人の入国者数の制限の撤廃

② 個人旅行客の入国を解禁

③ 68か国・地域からの短期滞在者はビザ免除を再開

④ 入国時に発熱などの症状がない場合のウィルス検査の撤廃、入国後の待機も不要

です。

 ただ今後も入国にはワクチン3回接種証明か、出国時72時間以内の陰性証明は必要です。

 なお11日からは国内の旅行支援やイベント割も始まります。これもワクチン3回接種か陰性証明は必要です。

 入国時の制限の緩和は世界的な傾向で日本もそれに乗った感じです。

 ただいくつかの不安材料がありすぐ外国からの観光客が増えるとは思われません。例えば、最大のお得意様だった中国はゼロコロナ政策を取っています。国民の不要不急の出国を制限していて、旅行目的の海外渡航はできません。コロナを完全に抑え込んでいた台湾は感染者が急増しています。タイはタイ国際航空が経営破綻したため日本便が少なくなっています。ヨーロッパは航空機がロシア上空を飛べないため日本までが遠くなっています。

 そんなマイナス要因がありますが、これを機会に、円安で日本への旅行が魅力的になっていることを何とか生かしたいものです。

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2022年10月 7日 (金)

MLBはジャッジと大谷の2選手にMVPを出してほしい(1641)

 アメリカのプロ野球MLBの通常のシーズンが終わりました。これからは約1か月のポストシーズンに入りワールドチャンピオンが決まります。

 アメリカンリーグの通常のシーズンでは2人の選手が大活躍をしました。ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手とロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手です。

 ジャッジ選手は60本のベーブ・ルースや61本のロジャー・マリスを超える62本のホームランを打ち、アメリカンリーグの年間ホームラン記録を塗り替えました。三冠王こそ逃しましたが、ホームラン王と打点王の2冠を獲得しヤンキースのアメリカンリーグ東地区の優勝に貢献しました。

 アメリカン・リーグの今年のMVPの最有力候補と思います。

 なお余談ですが、メジャーリーグの年間ホームラン記録としては、ナショナルリーグのバリー・ポンズの73本、マーク・マグワイアの70本、サミー・ソーサの66本の記録がありますが、3選手とも薬物疑惑が消えていません。

 大谷選手は投打の二刀流でメジャーリーグ初の記録を達成しました。投手として規定投球回数162回を超える166回を投げ、打者として規定打席502を超える666打席に立ちました。これはメジャーリーグの歴史上初めてのことです。

 そして投手としてはリーグ4位の15勝、リーグ3位の219奪三振、リーグ4位の防御率2.33の成績を挙げています。打者としてはリーグ4位の34ホームラン、リーグ7位の95打点、リーグ25位の2割7分3厘の打率を残しています。野球の神様ベーブ・ルースは104年前の1918年に13勝ホームラン11本を記録していますが、大谷選手の記録はそれをはるかに超えています。

 やはりMVPの最有力候補といえるでしょう。

 ここから先は私個人の意見と希望です。

 MVPを1人だけとするルールからすればおそらく今年はジャッジ選手となると思います。理由は

 ①ジャッジ選手はヤンキースの東地区優勝に貢献したこと。日本のMVPと違って、MLBではMVPは優勝チームに1番貢献したからではなく、その年の野球界に1番貢献した人に与えることになっていますが、同じレベルの人が並んだ場合はやはり優勝が決め手になると思います。

 ②大谷選手は昨年MVPをもらっていること。「今年は別の人に」とジャッジ選手に同情票が集まるのではないでしょうか。

 でも大谷選手にも何らかの表彰をしたいと考える人も多いと思います。そこで

 ①今年だけ例外としてMVPを2人に与える。

 ②MVPと別の特別賞を作って大谷選手に授与する。

ことになると思います。

 さてどうなるか、見守っていきましょう。

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2022年10月 4日 (火)

あっぱれ村上宗隆選手(NO.1640)

 2022年10月3日、ヤクルトの村上宗隆選手が今シーズンの最終戦の最終打席で56号ホームランを打ち、1964年の王貞治選手の年間記録55号を抜いて、年間ホームランの日本人記録を達成しました。

 また同時に、打率3割1分8厘、ホームラン56本、打点134の成績で史上最年少での3冠王も獲得しました。3冠王は2004年ダイエーの松中信彦選手以来18年ぶり8人目の快挙となりました。

 村上選手は7月31日の阪神戦で3連続ホームラン、それに続く中日戦で2連続ホームランの通算5打席連続ホームランの日本記録も作りました。

 村上選手は清宮選手が7球団から指名された2017年のドラフト会議で、清宮選手のくじを外したヤクルト、巨人、楽天の3球団から1位に指名され、ヤクルトに入団しました。2巡目の1位指名でしたが、今年の活躍ははるかに清宮選手を超えています。

 まだ22歳、次はバレンティンの60本の日本記録を超えることが期待されます。そして将来は王貞治氏の868本の生涯記録を超えてほしいと思います。

 今年のプロ野球はロッテの佐々木朗希投手の完全試合最年少記録が生まれました。それに続く村上選手の記録です。若い選手の活躍はプロ野球界を盛り上げてくれます。スーパーヒーローがいるといないでは大違いです。アメリカでは大谷選手とジャッジ選手のMVP争いで盛り上がっています。今後も期待しましょう。

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