読書の終活「城塞」を読み終え「韃靼疾風録」へ(NO.1648)
令和4年10月25日、書棚の司馬遼太郎の小説「城塞」ハードカバー全3巻を読み終えました。これで司馬遼太郎の17作品を読み終えたことになります。
読み始めたのが7月末でしたので、わずか3冊を読むのに3か月かかったことになります。本当に読書のスピードが落ちました。スピードが落ちただけでなく、本を読もうとする気力と読み始めてからの根気がなくなったのを実感しています。歳のせいとはいえ、悲しくなります。
「城塞」は昭和47年に購入しており読むのは3回目です。「城塞」とは大阪城のことです。この物語りは関ケ原の戦いの後から始まり、大坂夏の陣で大阪城が炎上し豊臣家が滅亡するまでを描いています。
徳川家康が何としてでも豊臣家を滅ぼそうとする「悪謀」と、淀殿や大野修理などの「無能さ」が浮き彫りにされています。秀頼は好青年として登場します。後藤又兵衛や真田幸村の活躍がありますが、家康の狸おやじぶりがテーマです。もしかして大阪生まれの司馬遼太郎遼太郎氏は家康が好きではなかったのではないしょうか。
次は中国の清朝を起こした満州族のヌルハチにかかわる「韃靼疾風録」です。文庫版2冊で、司馬遼太郎最後の小説です。
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