大河ドラマシリーズー12 第34作~第36作(NO.1664)
第34作は「八代将軍吉宗」です。
1995年放映、主人公は徳川吉宗、主演俳優は西田敏行、原作者はなしのオリジナル脚本、脚本はジェームス三木、平均視聴率は26.4%(10位)です。
徳川吉宗は御三家の一つ紀州徳川家の4男として生まれましたが、兄が次々と亡くなり紀州藩主となり、徳川将軍家も将軍が次々と亡くなって吉宗が8代将軍となります。
享保の改革を行って「徳川中興の祖」と呼ばれる物語です。戦国時代や幕末のように華々しい戦いや争いがなかったため「将軍家のホームドラマ」という展開になりました。
注目を浴びたのは障害がありながら9代将軍になる徳川家重を演じた中村梅雀の演技でした。ショッキングな演技でした。
西田敏行は8回目の大河ドラマで、「翔ぶが如く」の西郷隆盛に続く主役となりました。
第35作は「秀吉」です。
1996年放映、主人公は豊臣秀吉、主演俳優は竹中直人、原作者は堺屋太一、脚本は竹山洋、平均視聴率は30.5%(8位)です。
堺屋太一の3冊の小説を竹山洋が脚色したドラマで、秀吉のサクセスストーリーが中心となっています。最晩年の秀次一家の殺害や朝鮮戦争の失敗などは描かれていません。ところどころ視聴者を驚かす表現や史実を無視した場面が出てきますが、若い視聴者を取り込み高視聴率を上げました。
この作品以後平均視聴率30%を超える作品は出てきていません。
第36作は「毛利元就」です。
1997年放映、主人公は毛利元就、主演俳優は中村橋之助、原作者は永井路子、脚本は内館牧子、平均視聴率は23.4%(22位)です。
安芸の国の小領主の次男に生まれた毛利元就が中国地方一の大大名になり、亡くなるまでの物語です。ホームドラマタッチの戦国武将の物語となっています。
主役の中村橋之助(現・8代目中村芝翫)は大河ドラマ3回目で主人公を演じました。
私はこの3作は熱心に見た記憶があります。
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