大河ドラマシリーズー11 第31作~第33作(NO.1663)
第31作は「琉球の風」です。
1933年1月から6月まで6か月間の放映、主人公は架空の人物、主演俳優は東山紀之、原作者は陳舜臣、脚本は山田信夫、平均視聴率は17.3%(47位)です。
大河ドラマ唯一の半年間の作品です。
16世紀末、独立国だった琉球王国が17世紀初め薩摩藩島津氏によって侵攻支配され属国のような形になりました。それでも独自の歴史と文化を守って生き抜く姿を描いています。
第32作は「炎立つ」です。
1993年7月から94年3月まで9か月間の放映、3部作で第1部は主人公は藤原経清、主演俳優は渡辺謙、第2部は主人公は藤原清衡、主演俳優は村上弘明、第3部は主人公は藤原秀衡と泰衡、主演俳優は秀衡に渡瀬恒彦、泰衡に渡辺謙(再度)、原作者は高橋克彦、脚本は中島丈博、平均視聴率は17.7%(44位)です。
第1部は奥州藤原氏の開祖といえる藤原経清の生涯を描いています。第2部は初代清衡が奥州の覇者となるまでを描いています。第3部は藤原氏の全盛期を築いた3代秀衡と藤原氏の滅亡を招く泰衡の時代を描いています。2代基衡の時代は割愛されました。
なお中尊寺が建てられたのは清衡の時代、源義経を招いて保護したのは秀衡、義経を討ったのは泰衡です。
第33作は「花の乱」です。1994年4月から12月まで9か月間放映、主人公は日野富子、主演俳優は三田佳子、原作者はなしのオリジナル脚本、脚本は市川森一、平均視聴率は14.1%(54位)です。
室町幕府8代将軍足利義政の妻の日野富子と応仁の乱前後を描いています。
第34作からは従来通り1年間を通しての放映に戻りました。3作とも変則的な放映期間のためか、なじみのない主人公やストーリーのためか、なじみのない場所(沖縄や東北)だったせいかわかりませんが、低い平均視聴率に終わりました。「花の乱」は第51作「平清盛」が視聴率12%を記録するまで最低の視聴率でした。
逆に私は3作とも熱心に見ました。「琉球の風」と「炎立つ」は面白かったと記憶しています。「花の乱」はわき役の俳優の豪華さに驚きました。
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