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2022年12月22日 (木)

少子化のスピードが加速している(NO.1665)

 2022年12月20日、厚生労働省は人口動態統計速報を発表しました。今年の10月までの出生数は約67万人で昨年同期より約3万4千人少なく、この傾向が続けば年間の出生数は昨年の約31万人を割り込み初めて80万人を下回る公算が大きいとのことです。

 従来の少子化傾向に加え、2020年からのコロナウィルスによる影響で、結婚や妊娠を控えるケースが影響したと考えられます。ますます少子化のスピードが加速していると考えてもいいでしょう。

 過去の出生数と合計特殊出生率(1人の女性が生涯に出産する数)を見てみましょう。

   年  出生数  特殊出生率

・1949 270万人 4.32

・2000 120万人 1.36

・2010 107万人 1.39

・2020  84万人 1.33

となっています。1949年は戦後のベビーブームの年で過去最高でした。その後着実に少子化現象が現れています。

 厚生労働省のホームページを見ると、人口減少と高齢化率の予測が出ています。

 年  人口(万人)75歳以上 65歳-74歳

      (億.万人)  (%)   (%) 

・2020 1.2615   15    14

・2025 1.2254   18    12

・2040 1.1092   20    15

 このまま手をこまねいていては日本の社会保障制度の崩壊につながります。政府も国民も少子高齢化社会の危機を自覚し、政府は対策を打ち、国民は自衛手段を考える必要があります。

 私たち高齢者はもう当事者ではありませんが、せめてもっと多くの若者が結婚してもっと多くの子供を産めるような社会にするお手伝いくらいはできるのではないかと思っています。

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