コロナの5類への移行が5月8日に決まった(NO.1677)
2023年1月27日、政府は感染症対策本部の会議で5月8日にコロナを「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを決定しました。5月8日は大型連休明けの月曜日です。
それと同時に次のことも決定しました。
・医療費やワクチン接種の公費負担は段階的に縮小
・コロナ患者に対する医療機関を段階的に拡大
・医療費の公費負担と医療提供体制は3月上旬をメドに具体的方針を決定
・マスク着用は屋内外を問わず、個人の主体的選択を尊重
・感染者の全数把握を終了、定点把握に移行
また1月27日より大規模イベントの人数制限を廃止し、スポーツ、コンサート、舞台などで観客が大きな声で声援を送る場合でも収容人数の制限がなくなりました。
ただ、地域の感染状況によっては都道府県知事の判断で制限も認めるとしています。
5類になってもコロナは高齢者にとって怖い病気であることは変わりありません。現在感染者は減少しつつありますが、死亡者は減っていません。死亡者の内容はコロナで肺炎になって死ぬ人は減っていますが、持病持ちの高齢者の死亡が増えています。私も持病持ちの高齢者ですので今まで通り用心したいと思っています。
今回の決定でちょっとわからないのが感染者の把握が定点に移行するということです。
現在はテレビや新聞で毎日、感染者や死亡者の人数が都道府県別に発表されています。定点とはこれがどう変わるのでしょうか。世界の統計はジョンズ・ホプキンス大学の数字が毎日発表されています。国・地域別に感染者と死亡者の累計です。
私はいくつかの国を選んでパソコンに記録し、日ごとの数字を計算しています。それを見ると中国は数字の発表を中止しました。イギリス、イタリア、スペインなどは週1回発表しています。フランスは週5回です。また世界1の人口を持つインドは日ごとな感染者が200人以下、死亡者は1桁でゼロの日も多くなっています。人口の多さ、医療環境などから見て信じられない数字です。統計の基準が国ごとに違うのかもしれません。
5月8日から日本はどんな数字を報告するのでしょうか。
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