大河ドラマシリーズー18 第52作~第54作(NO.1693)
第52作は「八重の桜」です。
2013年放映、主人公は新島八重、主演俳優は綾瀬はるか、原作者はなしのオリジナル脚本、脚本は山本むつみ、平均視聴率は14.6%(51位)です。
会津藩の砲術師範の娘に生まれた主人公八重は砲術の達人となって会津戦争を戦います。戦いに敗れて明治維新を迎え京都に移住します。
そこでアメリカ帰りの新島襄と知り合って結婚、共に同志社英学校、そして同志社大学を設立します。不屈の精神を持った新島八重の一生を描いた作品です。
ドラマは明治期で終わりますが、八重は昭和期まで生き、最終回では八重本人の映像が登場します。大河ドラマで本人の映像が使用されたのは初めてでした。
第53作は「軍師官兵衛」です。
2014年放映、主人公は黒田官兵衛、主演俳優は岡田准一、原作はなしのオリジナル脚本、脚本は前川洋一、平均視聴率は16.4%(50位)です。
播磨の国の小名小寺氏に仕えていた黒田官兵衛が秀吉の軍師となって活躍するまでが大筋のドラマです。官兵衛の出世物語といえるでしょう。
その後秀吉が天下人となった後は秀吉に疎まれます。秀吉の死後関ケ原の戦いの時は九州から天下を狙いますが、関ケ原の戦いが1日で終わったことで断念、九州で生涯を終えます。これはつけたしの感じです。
私は最初の放送時より数年後のBSプレミアムの再放送でじっくり見直しました。好きな大河ドラマの1つです。岡田准一もこのドラマで好きになりました。
第54作は「花燃ゆ」です。
2015年放映、主人公は杉文(吉田松陰の妹)、主演俳優は井上真央、原作はなしのオリジナル脚本、脚本は大島里美、宮村優子、金子ありさ、小松江里子の4人、平均視聴率は12.0%(59位)です。
4人の脚本家が担当したのは大河ドラマ初、井上真央は大河ドラマ初出演で大役を務めました。
物語は、まず吉田松陰の妹で松陰の弟子の久坂玄瑞と結婚した杉文を中心に、幕末から明治維新、維新後と続く激動の時代を描きます。久坂玄瑞が禁門の変で自刃した後、文は名前を美和と改め、波乱の人生を送りながら、姉の死後その夫の楫取素彦と再婚するまでドラマです。
視聴率は「平清盛」と並んでそれまでの最低となりました。「花燃えず」などという声も聞かれたようです。
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