2070年に日本の人口が8700万人に減る(NO.1706)
2023年4月26日、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が2070年までの日本の将来推計人口を公表しました。
推計では2020年の約1億2600万人から2070年には約3割減少し8700万人になります。そのうち1割は外国人が占めます。出生数は70年には年間50万人になるとしています。
私が中学生のころ日本の人口は8千数百万人と学んだ覚えがあります。昭和24,25年(1950年)のころで、ちょうど第1次ベビーブームのど真ん中でした。120年たってその時代に戻ることになるのです。
その時代の人口がそのまま維持されてきたのなら問題は少ないのですが、人口が急増したあとで急減するのが大問題なのです。
人口増加に伴って社会のインフラや制度やシステムの進化と増加、都市の拡大が進みました。それを維持するためには人口が減ってはダメなのです。
いま直接の影響が各自治体の水道施設の維持管理に出ています。年金制度、医療保険制度、介護保険制度の維持のために保険料が上がっています。各産業や企業で人手不足が顕著になってきました。高齢化が進み、働き手が減っているためです。
世界では各地で戦争が勃発し平和が脅かされていますが、日本では少子高齢化が一番の問題と思います。早く手を打たねばなりません。それぞれの世代によってできることは違いますが、自分たちに何ができるかを真剣に考えて行動することが必要です。のんびりしている時ではないと思っています。
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