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2023年6月30日 (金)

国民年金の保険料の納付率が増えたのは驚き(NO.1722)

 2023年6月27日の読売新聞に「国民年金納付80%超」という見出しで、自営業者などが加入する国民年金の2020年度分の最終納付率が80.2%と、社会保険庁が保険料を徴収するようになった2002年度の調査開始以来、初めて80%を超えたと出ていました。

 最近の日本経済や社会制度で暗いニュースが多い中、珍しく良いニュースです。

 サラリーマンや公務員が加入している厚生年金と違って、国民年金は20歳以上の自営業者、農業や漁業従事者、その配偶者、学生、無職の人が入る保険です。

 厚生年金保険料は給与から天引きされますが、国民年金保険料は自分から収める必要があります。なお、サラリーマンや公務員の被扶養配偶者は、相手の厚生年金保険料に含まれていることになっていて収める必要はありません。

 国民年金保険料の徴収率は2010年度には64.5%と最低の数字を示していました。そのため一部の識者からは、消費者税率を上げて全額国庫負担にすべきだという説まで出ていました。

 ところがその後少しずつ10年連続で納付率が上がり始め、2020年には80%を超えたのです。

 年金機構の事務所の体制強化やコンビニ店での納付やスマホのアプリ決済ができるようになったなどが理由の1つのようです。それに国民の意識が変わってきたのが一番の原因ではないかと思います。国民年金の支給額は決して多くはありませんが、やはり最後には頼りになるという気持ちがあるのではないでしょうか。

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2023年6月28日 (水)

手放したくない本-その5 竹田祥一さんの2冊の本(NO.1721)

 竹田祥一君は高校時代の同級生で、今も付き合いが続いています。愛媛県の松山市に住んでいて時々電話で連絡を取り合っています。

 高校を卒業後、二人とも大学受験に失敗したため、1955年7月にそろって上京、西武線の東久留米の県人会の寮や富士見台の下宿で同じ部屋で浪人生活を過ごしました。

 大学生活からは別々の人生を歩むことになりました。竹田君は中央大学卒業後、短いサラリーマン生活を経験した後、実家の石油販売店を継ぎました。経営者としての能力を発揮し、次々と事業を拡大しました。50歳代後半で政治家に転身、県会議員となり、県議会議長、自民党愛媛県連幹事長を務めて引退しています。

 著書の「涙と笑いのなにくそ人生」は、古希を迎えたときそれまでの人生をまとめた自分史です。私も登場しています。

 「人の喜びのために」はその後の政治家人生をまとめたものです。竹田君の人脈の広さ、行動力、決断力などのすばらしさは、浪人時代までの彼から想像もできせんでした。

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 そして記憶力、文章力も改めて見直しました。

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2023年6月23日 (金)

左目に緑内障が見つかる(NO.1720)

 2023年6月3日、柏眼科クリニックで目の検査をしたところ左目に緑内障が見つかりました。

 柏眼科では2009年に左目の白内障の手術をしています。そのとき黄斑変性が見つかりましたが、2010年に右目の白内障の手術をしたきりで左目はそのままにしていました。左目は見え方がよくなかったのですが、両目を使うと不自由を感じなかったからです。

 それ以後、高血圧、糖尿病、狭心症、難聴、脊柱間狭窄症、喉頭白板症などの病気の対応に忙しかったこともありました。

 今年6月初めにホームドクターで我孫子市の毎年恒例の健康診断を受けました。

 そこで昨年の血糖値のグリコヘモグロビンの値が高かったため念のため鑑定検査を受けるよう勧められました。そして名戸ヶ谷あびこ病院で眼底検査をしました。この病院は眼科はないのですが眼底検査はできます。糖尿病のフォローならここと思ったのです。

 ところが予想外の目の病気が見つかり、柏眼科に行くことになったのです。13年前のカルテが残っていました。今回の精密検査と比較しながら説明を受けました。左目の視野が狭くなっていました。緑内障と診断され、毎日目薬を入れることになりました。緑内障はそのままにしておくとだんだん視野が狭くなって失明につながります。5年後、10年後の視野の絵を見せられました。そんなに寿命が続くとは思いませんが、治療を続けるつもりです。

 歳を重ねると共に体のパーツが1つずつ壊れていくのを実感しています。

 

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2023年6月19日 (月)

手放したくない本-その4 河崎義祐さんの2冊の本(NO.1719)

 河崎義祐さんは私より1歳上の1936年生まれ、元東宝の映画監督です。

 主な映画作品に「青い山脈」「挽歌」「若い人」「残照」その他多数で、山口百恵主演の「炎の舞」も監督しています。

 私が初めて監督にお目にかかったのは、2001年(平成13年)に千葉県柏の高齢者の会「あけぼの会」に映画の出前として、映画の上演とトークに来られた時です。その時の映画は「グレンミラー物語」でした。

 河崎監督はあけぼの会のイベントに、1998年(平成10年)2月から2005年(平成17年)11月まで18回、映画の出前とトークを続けました。年2回以上です。

 監督には東京都中推協にも講師として来ていただき講演をお願いしました。その後、横浜から長野県の安曇野にご夫妻で移住されました。

 著作の「映画出前します」は2003年秋に、「映画届けます」は2005年秋に、サイン入りでいただきました。監督を引退された後、ボランティアで「映画の出前」を重ねてきた苦労話や裏話などがつづられています。

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 柏で開催するときも、映写スクリーンとプロジェクターとビデオテープを車に積んで、自分で運転してこられました。映画が終わった後での映画についてのトークも面白さ抜群でした。

 安曇野生活を楽しまれておられることと思います。

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2023年6月12日 (月)

手放したくない本-その3 田中通義さんの2冊の本(NO.1718)

 田中道義さんはコロナのパンデミックが始まる直前の令和2年2月22日(2が4つ並ぶ珍しい日)の93歳の誕生日に、「風雪93年 前編」の出版記念会を千葉県野田市のホテルで開催しました。

 私も招待されていたのですが体調不良のため出席できませんでした。

 その数日後「風雪93年 前編」と「日本人の英語学習法」が送られてきました。

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 「前編」は出生から50歳までの波乱の人生をつづった自叙伝です。その最後に、数年後には「風雪93年 後編」を完結させてもう一度出版記念会を行いたいと書かれていました。

 田中さんは昭和2年2月22日神戸市生まれ、飛行兵として太平洋戦争に出征し、朝鮮で終戦を迎え、戦後はいくつかの会社で多彩な経験を重ね、老後は千葉県や野田市で英語講師として22年間活躍しました。

 私が知己を得たのはどなたかの紹介で田中さんが手賀沼通信の読者となったことからです。手賀沼通信をお送りするたび、必ずメールでコメントをいただきました。

 「前編」出版後、胃がんが見つかり、迷った末手術に踏み切りました。ドクターから93歳の患者の手術は初めてだと言われたとメールにありました。ところが1年ほど前、手術後体重がかなり減ったというメールをいただいた後、メールが来なくなりました。

 毎月送っている手賀沼通信は届いているようなのですが、いつもいただいていたメールがありません。「後編」を書くことができているのか心配でなりません。

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2023年6月 8日 (木)

手放したくない本-その2 大野さんのスケッチ画集(NO.1717)

 その1でご紹介した大野さんはスケッチ画の名手でもありました。70歳から地元の水彩画クラブに入会して水彩画を始め、亡くなる前年の85歳までに書き溜めた51作品を「水彩画集」として出版しました。

 画集と共にいただいた手紙には「今回も、趣味の一つである”手づくり本”にしてみました。作品はもちろん、本への張り込み、レイアウト、ページの割り振り、校正などすべて自分でやりましたが、最後の工程の印刷、製本だけは専門業者にお願いしました。」とありました。

 作品は、国内風景、海外風景、静物に分けられ、見事な出来栄えになっています。その一部です。

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2023年6月 4日 (日)

我孫子に大雨が降り、手賀沼公園の一部が冠水した(NO.1716)

 2023年6月2日から3日の早朝まで我孫子に大雨が降りました。台風2号が梅雨前線を刺激して線状降水帯が日本各地に発生しました。我孫子市にもやってきたようです。

 我孫子市の24時間の降水量は225ミリで6月の降雨量としては観測史上最高とのことです。手賀沼は6月3日の午前8時過ぎには2メートル80センチの危険水位を超えて3メートル40センチになったと読売新聞に報道されていました。

 3日の午後3時ころ手賀沼に行ってみました。手賀沼の岸沿いが見事に冠水していました。

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 10年前の2013年10月16日にも10年に一度といわれた大型台風26号によって手賀沼公園が冠水したことがあります。

 その時の写真です。今回のほうが冠水は多かったようですが、前回は台風がやってきたためその傷跡が残っていました。

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2023年6月 3日 (土)

手放したくない本-その1 大野耕一さんの手づくりの本(NO.1715)

 昨年3月に亡くなった大野耕一さんから頂いた本については、昨年9月の手賀沼通信294号にもふれましたが、最度紹介させていただきます。

 大野さんの本は手作りです。パソコンでA4の用紙に印刷して2つ折りにしたA5版、写真や得意のスケッチ画を多用し、装丁も市販の本と同じ様式です。違うのは表紙のカバーが厚紙でなく、帯封がないくらいです。8冊いただいていますが、出すたびに進歩し市販の本そっくりになっています。

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 私も大野さんに倣って手づくりの本を3冊作りましたが、とても大野さん本のような細かい細工はできませんでした。印刷した用紙を本の部数分だけ二つ折りにして製本するのに大変な労力と時間がかかるのを思い知らされました。

 大野さんの本は旅行記が5冊、自分史が2冊、句集が1冊です。

 それぞれサブタイトルがついていて、それに応じて文章がまとめられています。旅行記の場合、出かける前の訪問先の調査や勉強、旅行中の観察や写真やスケッチ、旅行後の整理が、見事な1冊の本にまとめられていました。

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