手放したくない本-その3 田中通義さんの2冊の本(NO.1718)
田中道義さんはコロナのパンデミックが始まる直前の令和2年2月22日(2が4つ並ぶ珍しい日)の93歳の誕生日に、「風雪93年 前編」の出版記念会を千葉県野田市のホテルで開催しました。
私も招待されていたのですが体調不良のため出席できませんでした。
その数日後「風雪93年 前編」と「日本人の英語学習法」が送られてきました。
「前編」は出生から50歳までの波乱の人生をつづった自叙伝です。その最後に、数年後には「風雪93年 後編」を完結させてもう一度出版記念会を行いたいと書かれていました。
田中さんは昭和2年2月22日神戸市生まれ、飛行兵として太平洋戦争に出征し、朝鮮で終戦を迎え、戦後はいくつかの会社で多彩な経験を重ね、老後は千葉県や野田市で英語講師として22年間活躍しました。
私が知己を得たのはどなたかの紹介で田中さんが手賀沼通信の読者となったことからです。手賀沼通信をお送りするたび、必ずメールでコメントをいただきました。
「前編」出版後、胃がんが見つかり、迷った末手術に踏み切りました。ドクターから93歳の患者の手術は初めてだと言われたとメールにありました。ところが1年ほど前、手術後体重がかなり減ったというメールをいただいた後、メールが来なくなりました。
毎月送っている手賀沼通信は届いているようなのですが、いつもいただいていたメールがありません。「後編」を書くことができているのか心配でなりません。
| 固定リンク
コメント