手放したくない本-その1 大野耕一さんの手づくりの本(NO.1715)
昨年3月に亡くなった大野耕一さんから頂いた本については、昨年9月の手賀沼通信294号にもふれましたが、最度紹介させていただきます。
大野さんの本は手作りです。パソコンでA4の用紙に印刷して2つ折りにしたA5版、写真や得意のスケッチ画を多用し、装丁も市販の本と同じ様式です。違うのは表紙のカバーが厚紙でなく、帯封がないくらいです。8冊いただいていますが、出すたびに進歩し市販の本そっくりになっています。
私も大野さんに倣って手づくりの本を3冊作りましたが、とても大野さん本のような細かい細工はできませんでした。印刷した用紙を本の部数分だけ二つ折りにして製本するのに大変な労力と時間がかかるのを思い知らされました。
大野さんの本は旅行記が5冊、自分史が2冊、句集が1冊です。
それぞれサブタイトルがついていて、それに応じて文章がまとめられています。旅行記の場合、出かける前の訪問先の調査や勉強、旅行中の観察や写真やスケッチ、旅行後の整理が、見事な1冊の本にまとめられていました。
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