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2023年7月27日 (木)

日本の人口が過去最大の80万人の減少となる(NO.1730)

 2023年7月26日、総務省は今年の1月1日現在の人口を発表しました。

 日本人は1億2242万3038人で、前年に比べ80万523人少なくなりました。ピークの2009年は1憶2800万を超えていましたが、それ以後14年連続で減少となりました。減少数は過去最大です。

 1973年の調査開始以来初めて、全47都道府県で日本人の人口が減りました。東京都を除く道府県で人口の減少率が前年を上回りました。減少率は秋田県が1.71%と最大で、青森、岩手が続いています。

 昨年1年間の出生者数は77万1801人、死亡者数は156万5125人で、自然増減数はマイナス79万3324人で、減少幅は15年連続で拡大し、過去最大となりました。

 一方、日本に住む外国人は299万3839人で、統計を始めた2013年以降最多となりました。

 私の感じですが、出生者数の減少傾向は今後も続くと思われますので、さらに人口減少が進むと考えられます。

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2023年7月25日 (火)

手放したくない本-その10 鎌田肇さんの4冊の本(NO.1729)

 鎌田肇さんは日本アイ・ビー・エムでの元同僚です。

 新入社員研修部門に在籍していた時にインストラクターとして一緒に働きました。私が40歳代前半のころです。鎌田さんはロジカルな考え方の人でコンピュータの知識は抜群でした。

 退職後手賀沼通信をお送りするようになってからお付き合いが復活し、現在も最も熱心な読者の1人です。手賀沼通信をお送りすると一番最初にコメントを送ってくれるのが鎌田さんです。パソコンや通信でわからないことがあると鎌田さんに相談します。いつも頼りにしています。

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 その鎌田さんから頂いたのが、4冊のA4版の大型の本です。フリードリヒ・ウィルヘルム・ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語り」を鎌田さんが英語と日本語に訳しました。

 ドイツ語の文章を1センテンスずつ英語と日本語に翻訳しています。これを読むとドイツ語の文章の構成が英語を通してよくわかります。難解なニーチェの本の内容が理解できた感じになりました。こんな本に出合ったのは後にも先にもこれが初めてでした。

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2023年7月23日 (日)

手放したくない本-その9 近藤元治さんの2冊の本(NO.1728)

 近藤元治さんは松山南高校の同級生です。

 京都府立医科大学に入学しました。その後、ハーバード大学留学、京都府立医科大学教授、同大学付属病院長、同大学名誉教授、藍野病院長、ハイパーサーミアクリニック院長などを歴任しました。医学博士で、がんの温熱療法ハイパーサーミアの日本での第一人者です。同級生ではもっとも有名な人かもしれません。86歳になっても現役で頑張っています。

 高校時代は個人的な付き合いはありませんでしたが、松山南校の卒業生の会の南六会で知り合いました。

 近藤さんは専門分野で数多くの本を出しています。何冊かいただきましたが、がんにかかった友人に差し上げたりして、手元にあるのは「ガンになってもあきらめないで!」と「ドクとイカロスの翼」です。

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 前者はハイパーサーミアの効果をわかりやすく解説しています。

 後者は専門分野の著書ではなく近藤元久というパイロットについての話です。近藤元久は明治生まれの民間人初の民間パイロットで、日本海軍から依頼された新型機のテスト飛行中に墜落しました。近藤さんとはいろいろな縁でつながっているようです。タイトルの「ドク」は近藤さんのことです。

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2023年7月21日 (金)

手放したくない本-その8 長島達明さんの7冊の自分史(NO.1727)

 長島達明さんは一橋大学時代のクラスメートです。1,2年生の時はQ組で一緒でしたが、学生時代は個人的な付き合いはありませんでした。卒業後60歳を過ぎてから、Q組の集まりのQ友会で顔を合わせることになり親しくなりました。

 長島さんは大学卒業後新三菱重工(現在の三菱重工)に入社し30年間勤務しました。その後請われて長崎県の「オランダ村」に転職、「ハウステンボス」の立ち上げに奮闘しました。ハウステンボスでは13年間在職、専務取締役で退職しています。現在もハウステンボスの一角に住居を構えています。

 Q友会のホームページを作ったとき長島さんが自分史を書いたと聞いたので、ホームページに載せるための原稿を送ってもらいました。そのあと製本された7冊の本が届いたのです。文章はもとより、編集、装丁も見事で、糸で綴じられた手づくりの本でした。

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 Q友会は毎年4月と9月に神保町の如水会館で行っていたのですが、長島さんは時々はるばる長崎から駆けつけてくれていました。

 Q友会はコロナで3年間お休みしているうち、世話役が亡くなり開かれなくなりました。ホームページもプロバイダーの都合で見られなくなっていたので、ますます貴重な本となっています。

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2023年7月17日 (月)

なでしこジャパンの活躍が楽しみ(NO.1726)

 2023年7月20日から女子サッカーワールドカップがオーストラリアとニュージーランドで開催されます。

 世界各国から32チームが参加して、4チームずつ8グループに分かれて戦いが始まります。

 日本はCグループで、22日にザンビア、26日にコスタリカ、31日にスペインと対戦します。すべてニュージーランドでの試合です。ニュージーランドとは3時間しか時差がないのでテレビ放送はゆっくり楽しめます。

 なでしこジャパンは佐々木監督の下で、2011年ドイツ大会で優勝しました。その後も2012年ロンドンオリンピックで準優勝、2015年のワールドカップカナダ大会で準優勝の好成績を残しました。ところがその後は監督や選手が変わったせいか、2019年のワールドカップフランス大会でベスト16に入りましたが、不調に陥りました。

 今回は池田監督のもと、ワールドカップ優勝経験の熊谷選手を中心に力強いメンバーが練習試合で好成績を残しています。この調子でいけば本番でもグループ戦を勝ち抜き、再度優勝を狙うことも夢ではありません。期待しましょう。

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2023年7月14日 (金)

読書の終活「街道をゆく」を14冊読み進む(NO.1725)

 令和5年7月14日、書棚の司馬遼太郎の著作「街道をゆく」全43冊のうち約3分の1に当たる14冊を読み終えました。

 1月13日に第1巻を読み始めたので、約半年間かけて14冊を読んだことになります。元気なころと比べると3倍の時間がかかったと感じています。

 読むのは夜寝る前と朝目覚めた後に寝床の中で読むのですが、すぐ疲れてしまい集中力と根気がなくなったのをつくづく自覚させられています。目もかすむようになてきました。

 残りの29冊を読み終わるにはあと1年はかかると覚悟しています。読んだのは次の街道です。

1.長州路
2.韓のくに紀行
3.陸奥のみち
4.洛北諸道
5.モンゴル紀行
6.沖縄・先島への道
7.大和・壺阪みち
8.種子島みち
9.信州佐久平みち
10.羽州街道・佐渡のみち
11.肥前の諸街道
12.十津川街道
13.壱岐・対馬の道
14.南伊予・西土佐の道

 「街道をゆく」は紀行文というより歴史をたどる文章です。

 街道をたどりながら、その街道やその地方の歴史が詳しく記述されています。時にはその場所からはなれ全く別の場所の歴史に筆が飛びます。いわゆる「司馬史観」にあふれた著作とです。

 旅の同行者は司馬夫人、挿絵の須田画伯、週刊朝日の編集部と思われるH氏、それに行く場所によって異なる案内人や関係者です。ほとんど土地のタクシーやマイクロバスを利用して回っています。

 小説の面白さはありませんが、大変勉強になる読み物となっています。

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2023年7月 7日 (金)

手放したくない本-その7 佐々木朝子さんの詩集ほか(NO.1724)

 佐々木朝子さんは松山南高校の同級生です。高校3年生の時のクラスメートでした。

 結婚後愛知県にお住まいなので、南六会(松山南校6期生の会)の全国大会で時々お目にかかりました。現在は毎月手賀沼通信をお送りしています。

 佐々木さんは詩人です。詩誌「蕊」の同人で、自作の詩集「砂の声」「知の記憶」を出版しました。他のいくつかの雑誌にも詩を書いています。

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 佐々木さんは旧満州(現中国東北部)に生まれました。苦労して日本に引き上げています。

 幼い時の記憶が佐々木さんの詩の中に刻まれています。魂を揺さぶるような詩が多いのは生い立ちによるものと思われます。

 また1900年代最後の年に中国東北部を再訪し、植樹など友好の行事に参加しました。その時の紀行文を2冊の「中国内モンゴルの旅」に載せています。

 折に触れ佐々木さんから頂いた本は合計11冊にもなりました。

 

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2023年7月 4日 (火)

手放したくない本-その6 関恒義さんの2冊の本(NO.1722)

 関恒義先生は一橋大学での恩師です。

 一橋大学は3,4年生はゼミナールに所属して学びます。私は関ゼミの2回生で、数理経済学を中心に教わりました。

 関先生は2013年に89歳で亡くなられました。今振り返ると、関ゼミでは勉学をしたというより、機会あるごとに一緒にお酒を飲んで2年間を楽しく過ごしたという感じが強く残っています。

 国立の先生のご自宅に招かれ奥様や2人のお子様も交えて一緒に食事を楽しんだこともありました。ゼミ旅行は飲み旅行でした。

 卒業後は1,2,3回生で恒友会を作り、先生が退任されるまで毎年のゼミテンを加えながら交流が続きました。その後は先生の古希、喜寿、傘寿などのお祝いで集まりました。

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 「現代の経済原論」は1997年に出版された先生の最後の著作です。

 「関恒義先生最終講義録」は1988年1月26日の先生の最後の講義をまとめた本です。いずれも先生の生涯を代表する著作であり講義だったと言えると思います。

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