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2023年8月30日 (水)

手放したくない本-その14 篠原寿一さんの本(NO.1737)

 篠原寿一さんは元日本アイ・ビー・エムの社員です。私も同じですが、在職中は面識がなく、退職後新入社員教育のお手伝いをしていた時、一緒に仕事をすることになって知り合いました。

 埼玉県蓮田市に在住で、教育問題や教科書検定問題に関心を持ち、現在は「新しい歴史教科書をつくる会」の埼玉県支部長や出版社「自由社」の総務部長の仕事についています。

 長年にわたって文科省の教科書検定のずさんさを指摘し、文科省に問題を提起、マスコミを動かそうと努力しています。しかし文科省はそのかたくなな姿勢を崩しませんでした。ところが最近になって、文科省お墨付きの出版社の教科書に大幅なミスがあることが使っている現場から指摘されました。検定のずさんさが明らかになったのです。

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 「こんな教育委員会はいらないー教育委員会への手紙」は、篠原さんが教育問題に取り組み始めたころから、9年間にわたって、蓮田市の教育委員会と渡り合った記録です。教育上の問題点をめぐって教育委員長、教育長、市長とやりとりした手紙とが全て掲載されています。保身第一、教育への情熱のない教育委員会の実態を見事に暴いた貴重な記録と思います。

 「崩壊! 教科書検定」は「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の藤岡信勝氏の著作で、つくる会が産経新聞に意見広告を掲載する時、私が募金に応募したため送られてきたものです。内容は篠原さんが手賀沼通信に投稿された見解とほぼ同じです。篠原さんの本と言ってもいいと思います。

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2023年8月26日 (土)

9月8日からラグビーワールドカップが始まる(NO.1736)

 2023年9月8日からフランスでラグビーのワールドカップが始まります。

 世界の20か国から参加し、フランスの9都市で試合が行われます。20か国は5チームずつ4プールに分かれて、まずプール内で戦います。各プールの上位2チームが決勝トーナメントに進出、世界1をかけて戦うことになっています。

 日本はプールDで、チリ、イングランド、サモア、アルゼンチンと闘います。

 8月21日現在の世界ランキングは、日本14位、チリ22位、イングランド6位、サモア12位、アルゼンチン7位となっており、格上のチームが3チームの中での戦いです。かなり苦戦が予想されます。

 2019年に日本で行われたワールドカップでは、プール内で全勝してベスト8になり、決勝トーナメントに進みました。準々決勝では負けましたが予想以上の結果でした。

 今年は前回以上のベスト4が目標です。テストマッチでは1勝4敗と結果が出ていません。27日の未明にはイタリアで最後のテストマッチを行います。

 ワールドカップでの試合日程は次の通りです。

・9月10日 チリ

・9月17日 イングランド

・9月28日 サモア

・10月8日 アルゼンチン

 トーナメント戦に進出できれば10月14日から準々決勝が始まります。決勝戦は10月28日です。

 日本代表ガンバレ!

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2023年8月24日 (木)

おめでとう慶応高校(NO.1735)

 2023年8月23日、第105回全国高校野球選手権大会の決勝戦が甲子園で行われ、慶応高校が8-2で仙台育英高校を破り優勝しました。

 慶応高校は1916年(大正5年)の第2回大会で慶応普通部が優勝して以来の107年ぶりの優勝でした。史上最長ブランクでの優勝です。関係者の喜びは大きかったことでしょう。優勝おめでとう。

 当時は中等学校の野球大会でこの年は豊中球場で開催されました。甲子園で開催されるようになったのは1924年からです。

 仙台育英は駒大苫小牧高校が2004年と2005年に達成した夏の大会2連覇の記録を逃しました。達成していれば史上7校目の連覇でした。

 優勝こそ逃しましたが、今年のベスト8に3校が進むなど東北地区の活躍が目立ちました。常連だった近畿勢は7年ぶりに8強を逃しました。私の母校のある四国地区は3回戦に残ったのが1校だけで昔の栄光は去っています。

 今年の大会は5回終了時に10分間のクーリングタイムを入れたり、準々決勝の前後や決勝の前に休日を入れたりして、選手たちの健康管理を重視しました。投手には1週間に500球の球数制限があります。

 そのためか投手のヒーローが消えました。今では、池田高校の水野投手、PL学園の桑田投手、横浜高校の松坂投手、早稲田実業の斎藤投手、駒沢苫小牧の田中投手などの連投をものともしないピッチングを見ることはできません。時代の要請かもしれませんが、高校野球ファンにとっては寂しい限りです。

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2023年8月17日 (木)

手放したくない本-その13 上田亮三郎さんと能勢健生さんの本(NO.1734)

 上田亮三郎さんは松山南高校の同級生です。東京教育大学を卒業後、大阪商業大学に奉職、サッカー部の監督を務めました。

 関西学生サッカー連盟の3部だった大商大のサッカー部を数年で1部に昇格させました。その後関西学生サッカー選手権11回優勝、関西学リーグリーグ18回優勝、全日本大学サッカー選手権4回優勝など数々の実績を重ねました。

 著書「やらなあかんことは やらなあかんのや!」は学生サッカーを通して自らの経験をつづったいわば半生の自分史です。人脈をサッカー界だけでなく、スポーツ界、マスコミ、政財界まで広げていった経緯も書かれています。

 上田さんの熱意があふれた本となっています。人生の指針書といえるかもしれません。

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 能勢健生さんは弟の知人です。弟の同じ早稲田大学の後輩、同じ藤沢市内の住人です。

 能勢さんの「ちょっと田舎で暮らしてみたら」は弟から送られてきました。

 サラリーマンを退職後、夫婦二人で1か月に期間を絞って5カ所でロングステイをした経験をつづっています。5カ所は日本国内の辺鄙と言ってもいい田舎です。面白いことをする人がいるものだと感じました。

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2023年8月 9日 (水)

手放したくない本-その12 辻野弥生さんの6冊の本(NO.1733)

 辻野弥生さんは千葉県流山市にお住いの手賀沼通信の読者です。

 辻野さんは「流星の会」の主催者で「ずいひつ流星」の発行人でもあります。

 「ずいひつ流星」は会員の方などの随筆を載せた機関誌で今までに5冊お送りいただきました。大変読みやすく編集されています。

 「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」は辻野さん著作の新書版のドキュメンタリーです。関東大震災の際に千葉県福田村(現野田市)で朝鮮人と間違えられて虐殺された香川県の行商人の事件を記したものです。資料を丹念に調査しています。映画にもなり9月1日から全国で公開される予定です。

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2023年8月 6日 (日)

4年ぶりの手賀沼花火大会(NO.1732)

 令和5年8月5日4年ぶりに手賀沼花火大会が開催されました。

 隅田川をはじめ、各地の花火大会も4年ぶりというところが多いようです。

 私と家内はいつもの通り長男のマンションから見物しました。小高い場所のマンションの最上階からはすぐ近くの我孫子会場、正面の柏会場の花火がよく見えます。遠くには場所はわかりませんが、2カ所でやっている花火も見えました。

 マンションの前の道路は全線開通するまでは、我孫子会場の花火を見物する絶好の場所となっており、多くの人がビニールシートを敷いてのんびり見ていましたが今は使えません。皆さん歩きながら花火を見上げていました。

 花火が始まる1時間半ほど前、手賀沼公園に様子を見に行きました。公園の広場は前日から場所取りのシートで埋まっていたようです。多くの人が続々と詰め掛けていました。

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 花火は7時10分から8時10分まで、我孫子会場と2カ所の柏会場の3カ所から、手賀沼に浮かべた打ち上げ装置で打ち上げられました。

 音が大きく響いて、かわいそうなことに長男宅のペットの子犬は声も出せず、抱かれた人にしがみついていました。

 私のカメラは時代遅れの携帯用のデジカメなので花火の写真はうまく撮れません。見るに堪えませんが証拠写真のようなものです。

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2023年8月 3日 (木)

手放したくない本-その11 木澤要治さんと大川豊さんの本(NO.1731)

 木澤要治さんと大川豊さんはお二人とも日本アイ・ビー・エムの元同僚で、中国の大学で日本語講師として活躍しました。

 木澤要治さんはアイ・ビー・エムを退職後、1999年から2002年までの2年間、蘇州大学で講師を務めました。その間、中国での様々な体験談を「蘇州つれづれ草」と題して、定期的に送ってくれました。  

 講師を終了して帰国後、蘇州つれづれ草をまとめて本として出版したのが「蘇州からの便り」です。

 2002年5月には木澤さんとつながりのあったアイ・ビー・エムの7名で、木澤さんの滞在していた蘇州大学直営の東呉飯店を訪ねて、蘇州近辺の名所や蘇州大学での講義ぶりを見学しました。

 「蘇州からの便り」には、今から20数年前の中国の状況が詳しくつづられており、私たちは蘇州を訪ねることでそれを実感しました。

 大川豊さんは木澤さんのあとをついだ形で、2003年に蘇州大学に赴任しました。大川さんは蘇州に行った時のメンバーの1人です。

 その後、南京大学、武漢の中南民族大学、蘭州大学と勤務場所を替え、2017年まで約14年間学生に教えています。他に例を見ない貴重な日本語教師です。

 大川さんも「XX近況(XXは地名)」として体験談を定期的に送ってくれました。その近況をもとにまとめたのが「中国で日本語を教える」と「中国の日本語教師」です。

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 3冊を読み比べると、約18年間での日本語を学ぶ学生の変化や中国の発展の様子などがよくわかります。

 蘭州大学にも2011年に元アイ・ビー・エムの11人の仲間で大川さんを訪ねました。大川さんの計らいで、蘭州大学での日本語の講演会や学生との交流会などを体験しました。この時はいい機会だったので、足をのばして敦煌莫高窟などの西域の観光も楽しみました。いい思い出になっています。

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