おめでとう慶応高校(NO.1735)
2023年8月23日、第105回全国高校野球選手権大会の決勝戦が甲子園で行われ、慶応高校が8-2で仙台育英高校を破り優勝しました。
慶応高校は1916年(大正5年)の第2回大会で慶応普通部が優勝して以来の107年ぶりの優勝でした。史上最長ブランクでの優勝です。関係者の喜びは大きかったことでしょう。優勝おめでとう。
当時は中等学校の野球大会でこの年は豊中球場で開催されました。甲子園で開催されるようになったのは1924年からです。
仙台育英は駒大苫小牧高校が2004年と2005年に達成した夏の大会2連覇の記録を逃しました。達成していれば史上7校目の連覇でした。
優勝こそ逃しましたが、今年のベスト8に3校が進むなど東北地区の活躍が目立ちました。常連だった近畿勢は7年ぶりに8強を逃しました。私の母校のある四国地区は3回戦に残ったのが1校だけで昔の栄光は去っています。
今年の大会は5回終了時に10分間のクーリングタイムを入れたり、準々決勝の前後や決勝の前に休日を入れたりして、選手たちの健康管理を重視しました。投手には1週間に500球の球数制限があります。
そのためか投手のヒーローが消えました。今では、池田高校の水野投手、PL学園の桑田投手、横浜高校の松坂投手、早稲田実業の斎藤投手、駒沢苫小牧の田中投手などの連投をものともしないピッチングを見ることはできません。時代の要請かもしれませんが、高校野球ファンにとっては寂しい限りです。
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