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2023年8月 3日 (木)

手放したくない本-その11 木澤要治さんと大川豊さんの本(NO.1731)

 木澤要治さんと大川豊さんはお二人とも日本アイ・ビー・エムの元同僚で、中国の大学で日本語講師として活躍しました。

 木澤要治さんはアイ・ビー・エムを退職後、1999年から2002年までの2年間、蘇州大学で講師を務めました。その間、中国での様々な体験談を「蘇州つれづれ草」と題して、定期的に送ってくれました。  

 講師を終了して帰国後、蘇州つれづれ草をまとめて本として出版したのが「蘇州からの便り」です。

 2002年5月には木澤さんとつながりのあったアイ・ビー・エムの7名で、木澤さんの滞在していた蘇州大学直営の東呉飯店を訪ねて、蘇州近辺の名所や蘇州大学での講義ぶりを見学しました。

 「蘇州からの便り」には、今から20数年前の中国の状況が詳しくつづられており、私たちは蘇州を訪ねることでそれを実感しました。

 大川豊さんは木澤さんのあとをついだ形で、2003年に蘇州大学に赴任しました。大川さんは蘇州に行った時のメンバーの1人です。

 その後、南京大学、武漢の中南民族大学、蘭州大学と勤務場所を替え、2017年まで約14年間学生に教えています。他に例を見ない貴重な日本語教師です。

 大川さんも「XX近況(XXは地名)」として体験談を定期的に送ってくれました。その近況をもとにまとめたのが「中国で日本語を教える」と「中国の日本語教師」です。

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 3冊を読み比べると、約18年間での日本語を学ぶ学生の変化や中国の発展の様子などがよくわかります。

 蘭州大学にも2011年に元アイ・ビー・エムの11人の仲間で大川さんを訪ねました。大川さんの計らいで、蘭州大学での日本語の講演会や学生との交流会などを体験しました。この時はいい機会だったので、足をのばして敦煌莫高窟などの西域の観光も楽しみました。いい思い出になっています。

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