水難救助訓練はこの程度でいいのか(NO.1738)
2023年9月2日手賀沼公園で水難救助訓練が行われました。
9月1日に我孫子市からのLINEメールが届きました。2日に九都県市合同避難訓練が行われ、千葉県会場は我孫子市で実施すると決まったとのお知らせです。メイン会場は川村学園女子大学、水難救助訓練は手賀沼公園となっていました。「災害への備えを知るための大切な機会ですので、ぜひご参加ください」とありました。
なぜか前日に新聞と一緒に届いた「あびこ広報」にはこの訓練のことは全く掲載されていませんでした。
とりあえずメイン会場は遠いので我孫子公園に行ってみました。訓練時間は午前10時から30分間でした。
千葉県名入りの黄色のベストや赤いベスト、水色の制服、赤いウェットスーツなどを着たスタッフが50人ほど集まっていました。おそらく着ている服装で役目が違うのでしょう。赤と白の救急車とパラボナアンテナを備えた通信車の3台の車が来ていました。
ところが訓練会場には近づけないよう黄色いテープが張られていました。見物は遠くから様子をうかがうしかありません。しかもPRが十分でなかったためか、30度以上の猛暑のせいか、15人ほどの観客しかいませんでした。
アナウンスなどの説明もありません。スタッフ同士の連携プレーもあまり見られませんでした。
遠くから眺めたところでは、ウェットスーツの2人が水中から救助艇に引き上げられ、岸辺に上がって両脇のスタッフとともに元気よく歩いて救急車に乗り込み、救急車が出発するというストーリーのようでした。ストレッチャーが用意されていましたが、使われませんでした。
訓練の参加者は少なく、多くのスタッフは岸辺や道路の両脇に立たままでした。見物人も途中で去っていき、最後は5人くらいになりました。「ぜひご参加ください」の意味が分かりませんでした。
何のための、誰のための訓練かわかりませんでした。これが県を挙げての訓練なら、あまりにもお粗末という感じでした。
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