あの時あの場所この1枚-7 黒部宇奈月キャニオンルート(NO.1779)
2023年1月13日と20日の2回にわたって、NHKの総合テレビ番組のブラタモリで「絶景!黒部峡谷~黒部の絶景は電源開発の軌跡にあり?~」が放送されました。今年6月に利用可能になる「黒部宇奈月キャニオンルート」を前もってたどる番組でした。
富山県側から黒部ダムに行くには室堂を経由する立山黒部アルペンルートがあります。このルートは1972年に開通し、国際的に有名で大勢の観光旅行客でにぎわっています。
黒部ダムは1963年に完成しました。室堂までは以前から鉄道、ケーブルカー、高原バスを乗り継いで行くことができましたが、室堂から黒部ダムまでは山の装備で歩いて下る必要がありました。私は1963年に三井生命のハイキング部で立山に登った際、黒部ダムを経由して帰っています。2013年8月には観光旅行で黒部アルペンルートで黒部ダムを再訪しました。
今年の6月からはアルペンルートのほかに、「黒部宇奈月キャニオンルート」が開通するのです。ルートの説明文に「人跡未踏の黒部峡谷の奥地。その美しく雄大な自然を守るため、地底に作られた多様な電源施設や設備。当時の人類の英知を結集した電源開発の軌跡が目の前に迫る」とあります。
キャニオンルートは黒部峡谷鉄道の宇奈月駅から始まります。有名な黒部峡谷トロッコ電車です。
トロッコ電車には2013年7月1日ツアーで妻と2人で乗りました。それがこの1枚です。
終点は欅平ですが、ツアーは1つ手前の鐘釣駅で降りて周囲を散策後引き返しました。
キャニオンルートはトロッコ電車で欅平まで行き、そこから新しく利用可能となった関西電力専用だったいろいろな乗り物を利用します。竪坑エレベーター、蓄電池機関車、インクライン、黒部トンネル内バスなどです。
途中の見どころに、高熱隧道、千人谷、黒部第四発電所、展望台2カ所などがあります。黒部ダムが最高の見どころです。
そのあとはおそらくアルペンルートに合流して長野県の扇沢に出ることになるでしょう。
私も70歳代だったら必ずキャニオンルートを利用したことでしょう。今はテレビで満足しています。
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