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2024年2月12日 (月)

あの時あの場所この1枚-10 感動のアンコールワット(NO.1784)

 23年前の2001年11月、ツアーでカンボジアのアンコールワットに行ってきました。

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 アジアの旅の6回目です。妻は当時父親の介護と看護で家を空けられなかったため、最初は一人でアジアのツアーに参加しました。

 途中からシンガポールのツアーで知り合った牛久のウナギ店の店主の佐藤さんと一緒に旅をすることになりました。今回も佐藤さんと一緒でした。

 アンコールワットはあこがれの場所でした。

 カンボジアは1993年にシアヌーク殿下を国家元首とする新生「カンボジア王国」が誕生するまで23年間内戦状態が続いていて、ツアーにもその影が残っていました。

 直行便がなくタイ経由で国際線の乗り継ぎがあるため日本から添乗員が付きました。現地では観光地は大丈夫でしたが奥地に行くとまだ地雷が残っていて、観光地で片足や片手を亡くした人たちが物乞いをしている風景を見かけたりしました。

 またツアーには同年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロの影響が大きく響いており、アメリカ人の観光客はほとんど見かけませんでした。航空機も空席が目立ち、聞こえてくる外国語はドイツ語やフランス語や韓国語などが多かったように覚えています。

 アンコールワット観光の基地となるシェムリアップはアジア最大の湖トンレサップ湖のほとりに位置しています。11月はちょうど雨季が明けたばかりでメコン川の水が流れ込んで乾季の3倍くらいに拡がっていました。

 世界遺産アンコールワットは12世紀前半にヒンズー教の宮殿として作られましたが、その後仏教の寺院になりました。150年くらい前にフランス人が発見するまで西欧社会には知られてはいませんでした。

 内戦が終わると観光客にオープンされ、最近は東南アジアでは最大級の観光地になっています。

 私が行ったときには、アンコールワット中央部の第三回廊に登る足のすくむような急こう配の石段は、そのままよじ登る必要がありましたが、先日見たNHKのテレビ番組「2時間で回るアンコールワット」では、上り下りが左右に分けられ立派な手すりがついて安全に登れるようになっていました。

 アンコールワットは、今まで訪れたいろいろな遺跡の中で最も印象深い遺跡でした。

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