佐渡金山が世界文化遺産に登録されることが決まった(NO.1835)
2024年7月27日のユネスコの世界遺産委員会は、日本の「佐渡山の金山」を世界文化遺産に登録することを全会一致で決めました。
江戸時代に手作業による技術で世界最大級の金生産量をほこった佐渡金山の歴史的価値が評価されたのです。
日本は天然資源のない国と言われますが、かっては、金、銀、銅などが豊富に採れる国として世界的に有名でした。
石見銀山は早々と世界遺産に登録されましたが、佐渡の金山が登録されることで、金と銀に絡む世界遺産が生まれることになります。
韓国が「戦時中の強制労働の被害の現場だ」として登録に反対していましたが、韓国との粘り強い対話の結果、賛意を取り付け登録に至りました。
これで日本の世界遺産は、自然遺産が5つ、文化遺産が21となりました。
地元の佐渡市では1997年以来世界遺産を目指して官民一体で登録運動が始まったようです。やっとその願いがかなうことになりました。
私は15年前の2009年10月に佐渡金山を見物したことがあります。坑道が観光用に整備され、資料館には当時の金山の様子がうかがえる資料がそろっていました。その時にも「世界遺産登録しよう」の主旨の旗が何カ所かたっていたように記憶しています。
佐渡金山にも外国人の観光客が急増しそうですね。
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