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2024年7月 3日 (水)

新しい紙幣が発行された(NO.1826)

 2024年7月3日、20年ぶりに新紙幣が発表され流通が始まりました。

 新しいお札のデザインは次のように変わりました。

         旧      新

・1万円札 表 福沢諭吉 → 渋沢栄一

      裏 平等院鳳凰像 → 東京駅

・5千円札 表 樋口一葉 → 津田梅子

      裏 燕子花図 → 藤の花

・千円札  表 野口英世 → 北里柴三郎

      裏 富士山と桜の花 → 富岳三十六景「神奈川沖浪裏」

 渋沢栄一は「日本近代社会の創造者」「日本資本主義の父」と称される実業家です。生涯に約500の企業、約600の教育機関や医療機関の設立運営に携わり、社会の発展に大きく貢献しました。

 津田梅子は6歳の時に日本最初の女子留学生として岩倉使節団と渡米しました。帰国後いくつかの女子校で教授などを務めたのち、女子英学塾(現津田塾大学)を創設、女性の地位向上と女子高等教育に尽力しました。

 北里柴三郎は「近代医学の父」と呼ばれる細菌学者です。ドイツに留学、帰国後伝染病研究所を設立、ペスト菌を発見したことでも有名です。

 3人とも新しいお札の顔として国民に親しまれることとなります。

 新しいお札には偽造防止のため「3Dホログラム」が採用されています。3Dで表現された肖像画が回転するという最先端の技術です。この技術の銀行券への採用は世界初です。

 今はキャッシュレスの時代になりつつありますが、一方ではお札を機械で読み取る時代でもあります。金融機関をはじめとして、駅、スーパー、コンビニ、自販機など、お金を機械であつかうところでは、新札を読み取れる機械に入れ替える必要があり、手間と時間とコスト負担に大変なことと思います。

 私は利用者の一人として、大きな期待と小さな心配が交差しています。

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