今年の高校野球夏の甲子園大会は想定外のことが多かった(NO.1846)
2024年8月23日高校野球夏の甲子園大会が終わりました。
決勝戦は京都府の京都国際高校と東東京の関東一高校が対戦し、延長10回タイブレークで京都国際高校が2-1で優勝しました。延長タイブレークの決勝戦は初めてです。どちらが勝っても春夏を通じての初優勝でした。
京都国際高校は1999年に前身の京都韓国学園が外国人学校として初めて京都大会予選に出場、初戦で京都成章に34-0で負けたことから始まります。2004年に私立校として現校名になりました。全校生徒140名ほどの小さな学校です。その高校が、西日本短大付属、智弁学園、青森山田などの伝統校を破って決勝戦に進出、見事優勝を果たしたのです。勝って歌われる校歌は韓国語でした。
関東一校も明徳義塾、東海大相模、神村学園などの伝統校を破っています。大阪桐蔭、報徳学園、智弁和歌山、早稲田実業などの強豪も早々姿を消しました。
今年の大会は低反発バット導入による投手優位が顕著でした。完封は昨年夏の7試合から17試合に増え、1点差の接戦は7試合から19試合に、1-0の試合は0から5試合に増えました。ホームランは1974年の金属バット導入以来最低の7本でした。
かっての池田高校やPL学園の強打の試合を楽しんだファンとしてはやや寂しい大会でしたが、猛暑の中健闘した球児たちには「ご苦労さん。よく頑張ったね」と言いたいと思います。
| 固定リンク | 0
コメント