パリ・パラリンピックが終了した(NO.1850)
2024年9月8日、第17回夏季パラリンピック・パリ大会が終了しました。
閉会式はオリンピックと同じスタッド・ド・フランスで行われ12日間の日程を終了しました。偶然にもオリンピックの開会式と同じように雨の閉会式になりましたが、テレビで見ていて選手と観客が一体となった歓喜に満ちたセレモニーになったと感じました。
東京大会はコロナに見舞われたせいで、開会式や閉会式や競技はすべて無観客で行われました。パリ大会はどこも満員の観客でした。今回あらためて観客のパワーの大きさを感じさせられました。
パラリンピックの閉会式もフランスらしく音楽とダンスと光にあふれた祭典になりました。パラリンピック旗は次回会場のロサンゼルスに引き継がれました。聖火はランタンに移した火をフランスのパラアスリートが吹き消して消えました。最後はダンス音楽が会場に響かわたり、選手も観客もパーティを楽しむ雰囲気で終了しました。
国別のメダル数です。
順位 国 金 銀 銅 合計
1 中国 94 76 50 220
2 英国 49 44 31 124
3 米国 36 42 27 105
10 日本 14 10 17 41
日本のメダル数合計41個はアテネ大会の52、東京大会の51に次いで3番目に多い数です。金メダルは東京大会の13個を上回っています。
今回印象に残った金メダルは、団体戦では車いすラグビーとゴールボール男子です。いずれも初めての金メダルでした。激しい戦いの車いすラグビーに女子がメンバーに入っているのは驚きでした。
個人戦ではテニス男子シングルス小田凱人選手と自転車個人ロードレースの杉浦佳子選手です。18歳の最年少と53歳の最年長です。
パラリンピックの選手インタビューで感じたのは、メダルを取った選手も逃した選手も、皆さん自分の結果に満足している発言をしていたことです。障害を抱えながら、やるだけやったと前向きでした。その点、結果を出せなかったオリンピックのアスリートが悔しさを出していたとの違いを感じました。
やっと暑い夏のオリンピック、パラリンピックが終わりました。アスリートの皆さんご苦労様でした。
| 固定リンク | 0
コメント