あの時あの場所この1枚-34 敦煌莫高窟の大仏殿(NO.1848)
13年前の2011年9月10日~16日、中国の蘭州、西域地方を旅しました。
元IBMに勤務していた11名の仲間とそのご婦人1名で、まず甘粛省蘭州の蘭州大学で日本語を教えている大川さんを訪問して、蘭州大学での教授風景風景を見学し学生たちとの交流を楽しむのが目的でした。大川さんも元IBMの後輩です。自分で希望して日本語講師となって中国の4都市の大学で教えました。
そのあと炳霊寺の石窟や青海省の西寧、青海湖、敦煌周辺を観光するスケジュールとなっていました。大川さん、中国語の達人で団長役の大門さん、IBM関連の旅行会社で世話役の大野さんの3人で組んだ手造りのツアーです。
旅程は昔のシルクロードの一部を訪ねることになりました。訪れたところはいずれもそこでしか見られない風景で印象深く、心に刻まれる場所でした。
この1枚はいろいろ迷いましたが、やはり敦煌の莫高窟になります。
敦煌は青海省から蘭州に戻り空路1時間40分の空旅でした。
莫高窟は敦煌から約5キロの鳴沙山東端の断崖に開削された石窟で、西暦366年に楽僔という僧によって造営が始められたといわれます。確認されている石窟は734窟で北涼から元の時代まで引き続き造営されたようです。
莫高窟に入るにはカメラを預けなくてはなりません。
預ける前に撮ったのがこの1枚の9層の大仏殿です。第96窟で外から撮れ、莫高窟のシンボルとなっています。
一般に開放されている石窟は40カ所ですが、ガイドがバランスを考えて案内する石窟を選ぶようです。私たちが見物したのは合計10窟でした。
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