老人の独り言-40 プロ野球の歴史 指名打者制の誕生と発展(NO.1960)
プロ野球のセ・リーグがやっと2027年から指名打者制に踏み切ることになりました。高校野球は今年2026年から指名打者制を採用することが決定しています。
指名打者(DH)とは、投手の代わりに打席に立つ攻撃専門の選手のことです。もともと野球は1チーム9人で戦っていました。ところが指名打者制が採用されたことにより10人(大谷ルール適用者を除く)での戦いになりました。
その歴史を振り返ってみましょう。アメリカのメジャーリーグ(MLB)のアメリカン・リーグでは、1972年観客動員数が100万人を切るチームが続出しました。極端な投高打低の状態だったのです。それを打開するため1973年からからDH制を取り入れたのです。
一方ナ・リーグは従来の9人野球を続けていましたが、2022年DH制に踏み切りました。DH制への転換がなければ大谷選手のドジャースへの移籍はなかったでしょう。
また2刀流の大谷翔平選手の活躍に伴い、「同一選手による先発投手とDHへの兼任」という大谷ルールが生まれています。
日本においてはプロ野球のパ・リーグが1975年にMLBのア・リーグに倣ってDH制を取り入れました。
日本シリーズでは1987年から、パ・リーグの球場で行われる試合はDH制にすることになりました。オールスター戦は1993年からDH制になっています。2005年に始まったセ・パの交流戦では日本シリーズと同じ方式になっています。
WBCやオリンピックなど国際試合ではDH制になっています。
国内では一部例外はありますが、高校野球とプロ野球のセ・リーグを除いてはDH制です。
セ・リーグでは2020年の監督会議で巨人の原監督がDH制への切り替えを提案しましたが、試合での監督の腕の見せ所が減るなどの理由で反対されました。翌年春のセ・リーグ理事会でも巨人のオーナーのDH制提案に対して、レギュラー選手が1人増えると年俸総額が高騰するなどの理由で反対されました。セ・リーグは時代の波に乗り遅れていたのです。
大部分の監督もオーナーもお客さんや選手のことよりも自分のことしか考えていないのではないでしょうか。
私は以前からDH制に切り替えを望んでいて、何度もブログに書きましたが、やっと実現しました。ただ、高校野球界はいいですが、セ・リーグは今年からの切り替えでなく来年に延ばすとは相変わらず時代遅れです。腹立たしさを感じています。
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