2025年8月 8日 (金)

日本人が1年間で約90万人減った(NO.1925)

 2025年8月6日、総務省は住民基本台帳に基づく今年1月1日現在の国内の人口を発表しました。

・日本人人口 1億2065万3227人

・前年から90万8574人(0.75%)減

・調査開始の1968年以降最大の減少 16年連続減少

・出生数 68万7689人(過去最少)

・死亡数 159万9850人(過去最大)

・外国人 367万7463人

・前年から35万4089人(10.65%)増

・調査開始の2013年以降最大

・両者合わせた総人口 1億2433万690人

・前年から55万4485人(0.44%)減

・総人口中の外国人 2.96%で過去最大

 90万人というと秋田県か和歌山県の人口(外国人を含む) に匹敵します。その県がなくなるようなものです。 

 都道府県別にみると人口が増えたのは東京都と千葉県のみで、45都道府県で減少しました。減少率の大きい順は、秋田、青森、高知で東北、四国での減少が目立っています。

 今、アメリカのトランプ大統領を震源とする貿易や生産の停滞が大きな問題となっていますが、これは相手があることです。

 それに対して日本人人口の問題は、日本人が解決することです。国民と政府が一丸となって取り組まないと、どうにもなりません。このまま日本人の減少が続くと、日本は日本人の国でなく外国人の国になってしまいます。

 今の政府や国会は目先のことにかまけて、日本の行く先を考えていないように思われます。国民も自分の自由や楽しみを追求する前に、子孫を残すことが人としての大きな責務だと気づく必要があると思います。

 

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2025年6月 6日 (金)

少子化が加速している(NO.1908)

 2025年6月4日、厚生労働省は2024年の人口動態統計を発表しました。

 昨年1年間に国内で生まれた日本人の子供の数(出生数)は68万6061人で1899年の統計開始以来初めて70万人を下回りました。9年連続で過去最少を更新しました。

 1人の女性が生涯に産む子供の数を示す「合計特殊出生率」は過去最低の1.15で、前年より0.05低下しました。これが2以上にならなければ人口減少は続きます。

 出生数は第2次ベビーブームの1971~74年には200万人を超えていましたが、その後だんだん減少し、2026年には100万人を切り、その後8年で3割減りました。これが続けば日本人は地球上からいなくなります。

 婚姻数は戦後最少だった2023年の47万4741組より増えて48万5063組でしたが、コロナ以前には回復していません。

 婚姻や出生が減っている理由は2つあると思います。1つは経済的理由で、2つ目は若者の考え方です。

 契約社員やパートやアルバイトなどの非正規雇用が増え、収入が少ないうえ収入が安定しないため、結婚や出産に踏み切れないことです。

 若者が独身生活の気楽さを選んだり、女性の場合は仕事と子育ての両立を避けたりすることもあります。「晩婚化」「晩産化」も少子化の原因の一つでしょう。

 以下は読売新聞の社説の抜き書きです。

 「政府は23年に策定した『こども未来戦略』で、児童手当の所得制限をなくし、支給期間についても中学生から高校生年代までに延長した。育児休業中の会社員らへの給付金については、休業前の手取りと同額となるよう引き上げた。

 子育てにかかる経済的な負担を軽減する狙いは理解できるが、給付に偏った措置ばかりでは、少子化の流れを食い止められまい。

 政府は現行の少子化対策のあり方を見直し、より総合的な内容へと改めるべきだ。」

 「国の調査では、25歳~29歳の女性の場合、非正規雇用の人は正社員と比べ、『子供を持ちたい』という人が3割超少なかった。また、同じ年代の男性では、配偶者がいる人の割合は、非正規の方が正社員より6割低かった。

 雇用が安定せず、賃金も低くなりがちな非正規の人が結婚や出産をためらうのは無理もない。非正規の正社員化や、正社員採用の枠を増やしていくことは重要だ。

 国や自治体は20年度から、役所の事務員や学校の用務員などを、非正規の会計年度任用職員として採用し始めた。民間に正社員化を促すのであれば、まずは行政がこうした職員の、正規職員への転換を進めていくべきだろう。」

 「もっとも、いくら行政が仕事と育児の両立を支援しても、若い人が結婚し、子供を産もうと思わなければ意味がない。国が21年に実施した未婚者への調査では、『結婚したら子どもを持つべきだ』と考える人は、6年前の調査と比べて、女性は30ポイント減の37%、男性は20ポイント減の55%と、いずれも大幅に減った。

 若者の中には、独身生活の気軽さに満足し、結婚を考えないという人もいるようだ。

 結婚や出産は個人の意思に委ねられるべきだ。一方で、少子化が進めば国の成長は見込めず、社会の活力は失われる。年金、医療、介護など社会保障制度を維持するのも難しくなる。今は支える側にいる若い人たちも、将来は支えられる側に回ることになる。そうした事実を若者に認識してもらうことが大切だ。」

 私は中学や高校の社会科の授業で、少子化の現状と少子化がもたらす諸問題と少子化を防ぐのは君たち自身だということを知らせることが必要と考えています。

 内閣が国会議員がそして何よりも日本国民全体が、少子化を防ぐことが日本にとって最大の問題であることを理解し、それぞれの立場でできることをやっていくべきと考えます。

 

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2025年4月16日 (水)

日本の人口の「自然減」が過去最大の89万人となる(NO.1895)

 2025年4月11日、総務省が2024年10月1日時点の日本の総人口推計(外国人を含む)を発表しました。

・総人口 1億2380万2千人(55万人減)

 -日本人 1億2029万6千人(89万6千人減)

 -外国人 350万6千人(34万2千人増)

・出生児数 71万7千人(4万1千人減)

・死亡者数 160万7千人(1万2千人増)

・自然減 89万人(18年連続、過去最大)

・生産年齢人口(15~64歳) 7372万8千人(22万4千人減) 全体の59.6%

・15歳未満 1383万人(34万3千人減) 11.2%

・65歳以上 3624万3千人 29.3%

 -(内75歳以上 2077万7千人 16.8%)

 高齢者の割合はどちらも過去最高、生産年齢と若年層はいずれも過去最低でした。

 都道府県別に見ると人口が増加したのは、転入者が多い東京都と埼玉県のみで、他の道府県はすべて人口減となっています。

 日本全体の人口減少率は0.44%ですが、18県で減少率が1%を超えています。高い順に、秋田、青森、岩手と東北地方が3位までを占めています。

 読売新聞に明治大学の加藤久和教授(人口経済学)のコメントとして「子育て支援の効果は表れていない。子育て世帯への支援だけでなく、地方の経済活性化など、若年層に結婚・出産の機会を与える施策が重要だ」と出ていました。

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2025年4月13日 (日)

大阪・関西万博が開幕した(NO.1894)

 2025年4月13日大阪・関西万博が大阪湾の人工島・夢洲で開幕しました。

 「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、158の国と地域、7国際機関が参加して、4月13日から10月13日までの183日間にわたって開催されます。

 日本で万博が開催されるのは6度目です。大規模な登録博は1970年の大阪万博、2005年の愛知万博に続いて3度目になります。

 それ以外に目的を絞った認定博が、1975年の沖縄海洋博、1985年のつくば科学博、1990年の大阪花博と3回開催されています。

 私は沖縄海洋博以外は見物しています。とくにつくば博は常磐線で我孫子から数駅の近くで行われたため何度も見に行きました。ただ今回の大阪万博は見物する体力がなく不参加です。テレビで楽しみたいと考えています。

 昨日の4月12日の午後、大阪万博の開会式が会場内の大催事場「シャインハット」で、天皇・皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻が臨席して開催されました。所要時間はオリンピックと違って選手のパレードなどがないため、1時間ちょっとと比較的短時間でした。

 参加国などの旗を旗手の高校生が持って入場しました。参加者のスピーチが多かった感じでした。最後に天皇陛下のお言葉で終わりました。

 アトラクションはブレイキン、コブクロの歌、尾上菊之助らの歌舞伎、高校生の歌とダンスなどが続きました。

 前回の万博は「太陽の塔」が目を引きましたが、今回は会場を囲む全長2キロの木造建築「大屋根リング」です。「空飛ぶクルマ」や「ips心臓」もあります。会期中の来場者数を2820万人と想定していますがはたしてどうなりますでしょうか。

 開会式の写真です。

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2024年9月18日 (水)

敬老の日の高齢者情報(NO.1852)

 2024年9月16日の敬老の日に65歳以上の高齢者の情報が総務省により発表されました。

 15日の高齢者の人口は前年比2万人増の3625万人、総人口に占める割合は29.3%でいずれも過去最高を記録しました。

 国連の推計によると、日本の高齢化率は人口10万人以上の世界200の国・地域で最高となっています。主要国ではイタリアが24.6%、ドイツが23.2%と続いています。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、第2次ベビーブーム期(1971~74年)に生まれた世代が65歳以上になる2040年には34.8%になると見込まれてす。

 高齢者の就業率は25.2%ですが、65歳以上の60歳代に限れば私の勝手な推測ですが50%は超えるのではないでしょうか。

 これも私の想像ですが、このまま少子高齢化が進めば、将来敬老の日はなくなるのではないかと思っています。もし高齢者が50%を超えれば敬老の日は意味がなくなります。

 厚生労働省は、100歳以上の高齢者が15日の時点で9万5119人になったと発表しました。前年より2980人増え、54年連続で過去最高を更新しました。

 女性が約9割の8万3958人、男性は1万1161人でした。女性の最高齢者は116歳で世界最高齢者でもあります。男性の最高齢者は110歳です。

 これらの統計からすると、日本は高齢者にとっては住みやすい国と考えられます。ただ高齢者がそう思っているかどうかは別かもしれません。

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2024年6月 7日 (金)

日本人の出生率が過去最低の1.20となった(NO.1820)

 2024年6月5日、厚生労働省が2023年の日本人の人口動態統計を発表しました。

 一人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率が、1947年以降過去最低の1.20となり8年連続で低下しました。東京都は全国最低の0.99で、初めて「1」を割り込みました。

 出生数は過去最少の72万7277人でした。死亡数は過去最多の157万5936人でした。出生数が死亡数を下回る「自然減」は17年連続で、84万8659人と過去最大の減少でした。

 少子化と人口減少が加速しています。

 出生のもととなる婚姻数は47万47Ⅰ7組で、90年ぶりに50万組を下回りました。

 第1子出生時の母親の平均年齢は31.0歳で「晩産化」も進んでいます。

 私の住む千葉県は出生率1.14で、全国7番目の低さです。

 出生率の低下の原因の1つは未婚率が増えていることにあります。まず結婚数を増やそうと、千葉県をはじめ、市町村の自治体でも婚活のイベントを始めているようです。

 我孫子市からはスマホにLINEでたびたび婚活パーティの案内が入ってきます。

 少子化を改善するには、これが一番という切り札はないと思います。政府、自治体、企業、社会、個人などそれぞれができることから始める必要があるということでしょう。

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2024年4月27日 (土)

読売新聞が日本の人口減少抑制について7項目の対策を提言(NO.1808)

 2024年4月26日、読売新聞が日本社会の最大の問題の人口減少について、その対策として7項目の提言を載せました。

 紙面のトップに7項目を大きく掲げ、その詳細な説明を2ページの紙面全体を使って掲載し、関連記事をさらに他の2ページにも記載するという社を上げての提言となっていました。「編集局や論説委員会、調査研究本部の記者が行政や専門家への取材を踏まえて策定した」とありました。

 提言は次の7項目です。

1 結婚から育児 切れ目なく支援

 -「2人目の壁」取り払う

2 若者が希望を持てる賃上げ

 -「不本意な非規制」なくそう

3 多様な働き方 選べる社会に

 -長時間労働を前提とせず

4 政治は財源の合意形成図れ

 -保険・税のベストミックスを

5 強力な推進体制 政府に構築

 -恒久的な対策本部設置へ

6 住み続けたい地域づくり

 -地方都市からの流出防ぐ

7 外国人・高齢者 活力維持へ重要

 -「育成就労」「特定技能」着実に

 各項目の内容や説明、裏付けとなるデータなどが詳細に述べられていますが、ここでは書ききれないので省略します。

 海外の実情の説明もありました。

 翌日の新聞には閣僚や財界や自治体の長などからの賛同や検討の声などがあったと記載されていました。

 私はいま日本が直面する最大の課題は、日本人の人口減少と考えています。ブログでも人口減少はしつこく追っかけてきました。今回の提言の内容には「よく言ってくれた」と思っています。ぜひ日本社会がみんなで真剣に取り組んでくれることを祈っています。

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2024年4月25日 (木)

全国の自治体の4割が「消滅の可能性がある」(NO.1814)

 2024年4月24日、民間の有識者などで作る「人口戦略会議」(議長・三村日本製鉄名誉会長)が、全国の自治体の4割以上に当たる744の自治体が将来「消滅の可能性がある」とする報告書を発表しました。

 理由はそれらの自治体の若年女性人口の大幅な減少です。

 報告書は、国立社会保障・人口問題研究所が昨年12月に発表した地域別将来推計人口をもとに、出産の中心世代である20~39歳の女性人口について2020~50年の減少率を推計し、減少率が50%以上の自治体を「最終的に消滅する可能性が高い」としたのです。

 多い順に、東北地方が165、北海道117、中部が109自治体でした。秋田県では秋田市を除く全24市町村が入っています。

 特に深刻とされたのは15県の23の自治体です。

 私の住む千葉県では22の自治体が「消滅可能性自治体」に入っていました。房総地区がほとんどで、我孫子市は入っていません。特に深刻とされる中には銚子市が入っていました。

 報告書では「少子化の基調は全く変わっていない」として、各地域の実情に合わせた対策を求めています。

 なお「人口戦略会議」は今年1月に報告書「人口ビジョン2100」を出し、今の状態が続けば76年後の2100年には日本人の人口は6300万人に半減するとしています。

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2024年4月13日 (土)

日本の人口自然減は山梨県がなくなったことと同じ感じ(NO.1803)

 2024年4月12日、総務省は2023年10月1日時点の日本の総人口推計(外国人を含む)を発表しました。

 前年比59万5000人減の1億2435万2000人で、13年連続で減少しました。

 出生児数が死亡者数を下回る「自然減」は17年連続で、減少幅は過去最大の83万7000人でした。これは山梨県の人口79万6000人を上回る数字で、山梨県がなくなったことに匹敵します。

 47都道府県のうち人口が増えたのは東京都だけで、他の道府県はすべて減少しました。減少率の大きさは、秋田、青森、岩手、山形の順で東北地方の減少が目立っています。東京都も自然減は大きいと思いますが(私の勝手な推測では出生数が少ないのでおそらく自然減の割合は全国でもトップクラス)、転入者が転出者を上回る「社会増」が大きく、東京一極集中が顕著となりました。

 75歳以上の人口が初めて2000万人を超え、15歳未満の人口は過去最少を更新しました。

 日本人の人口は確実に減っています。少子高齢化に対する対策は、日本の最大の待ったなしの課題です。

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2024年2月29日 (木)

2023年の国内の出生数が過去最少の75万人となった(NO.1790)

 2024年2月27日、厚生労働省は2023年の国内の出生数が過去最少の75万8631人だったと発表しました。前年比5.1%減、過去最少の更新は8年連続です。

 婚姻件数は、前年比5.9%の減少で48万9281組、90年ぶりに50万組を割りました。

 出生数には日本で生まれた外国人も含んでいるため、日本人のみの数値はさらに減ります。

 出生数は2016年に100万人を割り込んで以降、減少のスピードが加速しています。2010年~2016年の6年間約8.8%減少しましたが、2016年~2022年の6年間では約21.1%減少しました。

 このままで人口減少は急速に進みます。極論すれば日本人は絶滅危惧種になることは確実です。

 2月28日の読売新聞の「スキャナー」欄を参考に私見をまとめてみました。

 婚姻数や出生数を増やすには、若い人たちが結婚して子供を育てたくなるような環境を作る必要があります。

 リクルートブライダル総研が結婚しない男女にアンケートした結果、結婚しない理由としてあげたトップ

男性

・金銭的に余裕がなくなる

女性は

・行動や生き方が制限される

でした。

考慮すべきこと 

・賃金水準を上げ、雇用形態や職場環境の改革を行う

・正規雇用を増やし非正規雇用を減らす

・産休や育休を取りやすくする

・育休は男性にも長くとれるようにする

・職場での上司や同僚の意識改革

・子供は当事者である母親や夫婦で育てるのではなく、社会全体で支えるという環境を整えること

 歴代の政権はいろいろな少子化対策を講じてきました。それは子供に対するものや子供がある家庭に対する対策に重点が置かれていました。今後は結婚することや子供を持つことを促進する対策に重点を置くべきと考えます。

 また、個人の自由を尊重しながらも、「人が人生を楽しめるのは親がいて自分を生んでくれたからこそ」ということを自覚させるような教育や社会環境を作るのも必要ではないでしょうか。

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