日本の昨年のGDPが世界4位に転落した(NO.1785)
2024年2月15日に内閣府が発表した2023年の名目GDPは591兆4820億円で、ドル換算すると4兆2106億円となり、ドイツより2400億ドル少ない世界第4位に転落しました。
円安が進んだことと、ドイツでのインフレが、ドルベースでの比較で順位を落とした結果です。
日本のGDPは1968年に旧西ドイツを抜き、長い間アメリカに次ぎ2位でした。ところが2010年には中国に抜かれて3位となりました。そして今回の4位です。2026年にはインドにも抜かれて世界第5位に転落するという予測もあります。
日本経済がここまで落ちてきた原因はいろいろあります。
私の勝手な推測ですが次のことが考えられます。
・少子高齢化が世界一のスピードで進んだこと
・日銀のマイナス金利政策が円安を防げていないこと
・政府が経済浮揚の有効な手を打てていないこと
・経済界はコストカットを最優先し、賃上げや国内投資を怠ったこと
・産業界が先人のモノづくりの精神を放棄し目先の利益追求や不正に走りがちだったこと
・働き方が正社員が少なくなり、非正規社員やアルバイトなどの割合が増えたこと
・労働界が過去の力を失ったこと
・教育が人材を育てる方向に向いていないこと
・若い人たちが結婚や子育てにあまり目を向けなくなったこと
・国民が安い買いもの第一になったこと
・全体として国の力が弱くなったこと
などです。独断お許しください。日本国民のいいところはいっぱいありますが省略します。
ここから抜け出すには、長期的には少子化を解消することが一番と考えます。
最近のコメント