北川進・京都大学特別教授がノーベル化学賞を受賞、2つの大きな驚き(NO.1937)
2025年10月8日、北川進・京都大学特別教授がノーベル化学賞を受賞しました。1日置いての朗報でした。まさか日本人のノーベル賞の受賞が連続して発表されるとは信じられない驚きとなりました。
授賞理由は「金属有機構造体(MOF『Metal Organic Framework』の開発」です。MOFには小さな穴が無数に開いており、穴の大きさを変えることでいろいろな気体を出し入れできます。天然ガスの貯蔵や温室効果ガスの回収など様々の働きができます。
北川氏は亜鉛やコバルトなどの金属イオンと炭素を含む有機分子を素材に、ナノサイズの小さな穴が無数にあるMOFを作り出す手法を開発しました。これまで活性炭などが脱臭や有害物質の除去に使われていますが、MOFは吸収量が多いだけでなく、素材の組み合わせを変えることで吸収したい物質に応じた設計ができます。これまでに12万種以上のMOFが作製され、工場などから排出されるCO2の回収などの分野で、研究開発や実用化が世界的に進んでいます。
北川氏と同時に、アメリカのオマー・ヤギ―教授とオーストラリアのリチャード・ロブソン教授も受賞しました。
北川教授と一歩先に受賞した坂口教授とはいくつかの共通点があります。ともに1951年生まれの74歳、同時期に京都大学で学び、今回の受賞につながる研究成果を同時期に発表しています。「2人で協力できることがあればぜひ一緒にやりたい」と口をそろえて語っています。
2人が同じ年のノーベル賞を受賞したことは、日本人にとって大変うれしいことであり、誇らしいことです。


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