2019年2月27日 (水)

ドナルド・キーンさんが亡くなった(NO.1212)

 平成31年2月24日ロナルド・キーンさんが亡くなりました。96歳でした。

 東日本大震災の翌年2012年に日本に帰化したので、新聞には本名キーン ドナルドと書かれていました。雅号は漢字で鬼怒鳴門と書いたそうです。

 日本文学研究者で、日本文学を世界に広く伝え、2008年には文化勲章を受章しています。

 私がドナルド・キーンさんの名前を知ったのはずいぶん昔のことです。中学生か高校生の頃だと思いますが、はっきり覚えていません。そのころ政治家やスポーツマンや映画俳優などで多くのアメリカ人の名前を知っていましたが、なぜかロナルド・キーンという名前が頭に残ったのです。それも大変身近な人として親しみを感じていました。

 ロナルド・キーンさんのすごさと功績を理解したのはずっと後になってからです。亡くなった後、読売新聞やテレビで追悼の言葉や社説などを見聞きして改めてその人柄と業績に感銘を受けた次第です。

 日本人作家のノーベル文学賞受賞を各方面に働きかけたそうですが、キーンさんの自身の業績もノーベル賞ものだったような気がしてなりません。

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2018年8月 2日 (木)

本田早美花ヴァイオリンコンサートを聴きに行く(NO.1147)

 平成30年8月30日、我孫子市のけやきプラザふれあいホールで本田早美花のヴァイオリンコンサートを聴きました。

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 これはふれあい塾あびこと我孫子市教育委員会が主催したコンサートです。前売券1000円という安さです。

 本田早美花さんはパリ国立音楽院の大学院修士課程を首席で卒業し、2016年よりフランス国立ストラスブールフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターとして、欧州、アジアで演奏活動を展開しています。

 ピアノ伴奏はフランスのエマニュエル・クリスチャンでした。やはりパリ国立高等学院修士課程を首席卒業、世界各地で活躍しています。

 2人だけの出演でしたが、久しぶりの本格的なクラシック音楽のコンサートでした。ふれあいホールは満員、いつものふれあい塾とは違った女性の観客が多数を占めていました。

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 演奏曲目は次の通りでした。

・モーツァルト ヴァイオリン・ソナタK.304 ホ短調

・シューマン 幻想小曲集作品12(ピアノ曲)

・ラヴェル ツィガーヌ

・ドルドラ 思い出

・サンサーンス ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調

 私はどちらかというとクラシック音楽は苦手で、あまりコンサートには行きませんが、素晴らしいヴァイオリンとピアノの調べにうっとりとしました。たまにはクラシック音楽もいいもんだと感じました。

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2018年2月17日 (土)

国立演芸場で鹿芝居を見た(NO.1100)

 平成30年2月14日国立演芸場2月公演で落語と鹿芝居を楽しみました。

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 柏の高齢者の会「ミニあけぼの会」のイベントです。あけぼの会は平成27年12月で幕を閉じたのですがその後も「ミニあけぼの会」として会長の89歳の家田様ががんばって開催しています。今回はミニあけぼの会とそれ以外の合計20名が参加しました。毎

 年国立演芸場の2月の中席は大喜利に鹿芝居が上演されます。鹿芝居は噺家の芝居で、今回は「世渡親子柵-人情噺子は鎹-」でした。

 金原亭馬生をはじめ一派と林家正雀、蝶花楼馬楽が出演しました。鹿芝居の時は大体満席になります。

 1年ぶりの国立演芸場でしたが、落語とお芝居を心から楽しむことができました。

 昼食はその前にグランドアーク半蔵門「パティオ」でいただきました。そこで撮った写真です。

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2017年7月26日 (水)

タイ展へ行ってきた(NO.1040)

 平成29年7月25日東京国立博物館へ特別展「タイ」を見に妻と行ってきました。

 この展覧会「タイ~仏の国の輝き~」は日タイ修好130年記念特別展として、東京国立博物館の平成館で開催されているものです。

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 妻の友人からチケットが贈られてきて行くことになったのです。

 展示物はタイ国立博物館やバンコク国立館などタイの各地の博物館から貸し出されたものがほとんどで、日本各地から集められた40点あまりと合わせて、約140点が展示されていました。

 タイの仏教は上座部仏教と言い、インドからスリランカ、ビルマ、カンボジア、ラオスなど南方ルートを経て伝わった仏教です。日本の仏教は大乗仏教と呼ばれ、インドからチベット、中国、韓国など北方ルートを通って伝わりました。

 タイの国民は95%が仏教徒で、3万の仏教寺院と40万人の僧侶を抱える仏教国です。

 展示会のパンフレットには、

 「タイは仏教国として知られており、長い歴史の中で多様な仏教文化が花開きました。本展では、タイの門外不出の名宝と、選りすぐりの仏教美術を一堂に集め、仏教がタイの文化形成に果たしてきた役割を王朝ごとにたどります。

 また、600年にわたる日本とタイとの交流の歴史もご紹介。”微笑みの国”で育まれた名品の数々をご覧ください。」

とありました。

 展示物は撮影禁止でしたが、1か所だけフラッシュなしの撮影が許されていました。「ラーマ2世王策の大扉」の表と裏です。

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 説明がありました。

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 もう一つ撮影が許された仏陀坐像です。

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 2時間かけて見て回りましたが閉館時間となり、ちょっと時間が足りないくらい内容が充実していました。

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2017年7月19日 (水)

「葛飾北斎とその時代」展に行く(NO.1038)

 平成29年7月18日、我孫子市民プラザで開催されている特別展「葛飾北斎とその時代」を見に行ってきました。

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 これは第60回我孫子市民文化祭記念行事として、我孫子市教育委員会と公益財団法人摘水軒記念文化振興財団の主催で7月31日まで開催されています。入場料は無料です。

 北斎の肉筆画と版画が21点、その他北斎の時代の喜多川歌麿、歌川広重、東洲斎写楽、歌川豊国、鳥居清長、抱亭五清ほか16人の画家の肉筆画、版画、屏風、画帖、など合計48点が展示されていました。

 北斎の冨嶽三十六景の3点、歌川広重の名所江戸百景両国花火など本で見た有名な版画の実物を見るのは初めてでした。

 北斎の肉筆画は80歳代の作品が多かったのですが、見事というほかありませんでした。

 我孫子市もたまにはしゃれた企画をしてくれるようです。残念ながら作品は撮影禁止でした。

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2016年7月19日 (火)

国立西洋美術館が世界文化遺産に(NO.933)

 平成28年7月17日、上野の国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」が、ユネスコの世界文化遺産に登録されることが決まりました。

 ユネスコの世界遺産委員会はトルコのイスタンブールで開催されていましたが、トルコ軍部の一部によるクーデター未遂事件のため、1日決定が伸びました。

 「ル・コルビュジエの建築作品」はスイス生まれのル・コルビュジエ(1887~1965年)による17の建築群です。フランスに10作品、スイスに2作品、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インド、日本に各1作品があります。

 1959年に完成した国立西洋美術館はコルビュジエが構想した「無限成長美術館」を具現化した建物です。四角い渦を大きくしていくように、らせん状に増築できる設計などの特徴があります。

 「ル・コルビュジエの建築作品」はフランス政府が主導して共同推薦していました。大陸をまたいだ作品群が1つの世界文化遺産として登録されるのは初めてです。

 これで日本の世界文化遺産は16件、世界自然遺産は4件で世界遺産合計20件となります。

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2016年7月12日 (火)

第90回歌舞伎鑑賞教室(NO.927)

 平成28年7月4日、柏の高齢者の会のあけぼの会で第90回歌舞伎鑑賞教室に国立劇場へ行ってきました。

 今回の参加者は20名、例によってグランドアーク半蔵門「パティオ」で昼食をいただいた後、国立劇場に入りました。

 まず若手俳優の坂東新悟が「歌舞伎のみかた」を解説しました。いつもの解説のほかに「すっぽん」と言われる花道の「せり」の説明がありました。

 歌舞伎は「卅三間堂棟由来」 序幕:熊野山中鷹狩の場 二幕目:横曽根平太郎住家の場 木遣音頭の場でした

 昨年12月に第47回文楽鑑賞教室で見た演目と同じです。(ちなみに文楽では「場」ではなく、「段」となっていました)

 人形浄瑠璃が元祖で、その後歌舞伎に移されました。したがって物語のすじは同じです。違うのは、文楽では人形(人形遣い)が演じますが、歌舞伎では役者が演ずることと、文楽はすべて太夫の「語り」で進行しますが、歌舞伎は役者の「せりふ」と浄瑠璃が混じっています。浄瑠璃はいわばナレーターの役目と言ってもいいでしょう。伴奏はいずれも三味線です。

 文楽も味がありますが、歌舞伎は人間が演ずるだけに迫力とリアリティがありました。ほろっとさせられるのはやはり歌舞伎のほうが上でした。

 最後は子役の緑丸が大活躍でした。子役は星一輝と山田樺音の交互出演で、当日どちらの出番だったかはわかりませんでしたが、心に残る舞台でした。

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 参加したあけぼの会のメンバーです。

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2016年5月21日 (土)

2回目の文楽鑑賞教室(NO.915)

 平成28年5月20日ミニあけぼの会の行事で国立劇場小劇場で開催中の第48回文楽鑑賞教室へ行ってきました。

 あけぼの会では以前から文楽鑑賞教室見物を行っていましたが、私が参加するのは今回が2回目です。あけぼの会からの参加者は12名でした。

 参加者です。国立小劇場前で撮りました。

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 鑑賞教室は最初に文学の魅力について解説がありました。

 文楽を構成する太夫、三味線、人形については昨年12月9日の「文楽鑑賞教室に行く」に書いていますが、今回も太夫については豊竹希太夫、三味線については豊澤龍爾、人形につては吉田玉誉の3人の技芸員から解説がありました。

 今回の出し物は近松門左衛門作の「曽根崎心中」で、「生玉社前の段」「天満屋の段」「天神森の段」が演じられました。

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 醤油屋の手代徳兵衛と天満屋の遊女お初が心中する物語です。

 「この世の名残、夜も名残。死ににいく身をたとふればあだしが原の道の霜。一足づつに消えてゆく、夢の夢こそ哀れなれ」との語りで始まる「天神森の段」は感動的でした。

 4人の太夫、4人の三味線、3人で操る2体の人形が混然一体となり、見事な絡みです。美しいラストシーンの文楽の世界に引き込まれました。

 「曽根崎心中」は元禄16年に初演されましたが、同年4月に実際に起きた心中を近松門左衛門が見事な作品に仕上げ大評判になりました。

 この作品の影響で心中が大流行、幕府が上演を禁止したほどでした。再び陽の目を見たのは、250年以上たった昭和30年でした。

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2016年4月25日 (月)

ああ熊本城(NO.910)

 平成28年4月14日と16日に最大震度7の熊本地震が発生しました。

 4月24日現在死者48人、関連死疑い12人、安否不明2人、負傷者1432人、避難者6万76人、建物損害1万969棟の被害が出ています。

 そして名城熊本城も大きな被害を受けました。

 約2年前の平成26年の3月20日ツアーで熊本城を見物しました。

 そのときの被害を受ける前の見事な熊本城の様子です。

 天守閣に登り本丸御殿の大広間に入っています。

 天守閣の威容に驚き、天守閣からの眺めを楽しみ、本丸御殿大広間の見事さに感銘を受けました。

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 ところが地震で、天守閣は最上階の瓦がほとんど落ち、下層階の屋根に積もっています。鯱瓦もなくなっています。

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 北十八間櫓と東十八間櫓は高さ20メートルの石垣とともに崩れ粉々になっています。

 熊本城は城跡が国の特別史跡、建造物13棟が国の重要文化財に指定されています。

 熊本城総合事務所によると、小天守側の基礎の石垣が大きく崩れ、全体がわずかに傾いているとのことです。

 石垣は熊本城全体では、約50か所で崩壊。重文5棟が全半壊し、残る8棟も損害を受けました。

 写真はどこの場所かわかりませんがその惨状を伝えています。

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 文化庁の規定では、重文の修復は回収した石垣の石や建物の部材などは使えるものは元に戻して修復する必要があるので、修復には5年から20年かかるかもしれないとのことです。

 加藤清正が作った名城、早く元の姿に戻ってほしいものです。

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2016年2月18日 (木)

国立演芸場2月中席を楽しむ(NO.888)

 平成28年1月17日、ミニあけぼの会で国立演芸場の2月中席に行きました。

 ミニあけぼの会は、あけぼの会が高齢化のため昨年で解散したのですが、会長の家田さんの熱意でとりあえず続けていくことになったのです。頭に「ミニ」がつき、年会費は不要で元会員も非会員も参加費は同じになりました。参加者は18名でした。

 国立演芸場の前で撮った写真です。

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 国立演芸場の2月中席は大喜利鹿芝居があるため例年混雑します。「鹿芝居」とは「噺家の芝居」から「鹿芝居」となったのだそうです。

 鹿芝居の前に馬生一門による落語と漫才がありました。

 落語は金原亭馬久、金原亭馬玉、蝶花楼馬楽、林家正雀、金原亭馬生の競演、漫才は噺家の金原亭世之介と古今亭菊春の珍しいコンビで手品を交えた漫才らしきものでした。

 耳が遠くなったため落語は苦手なのですが、補聴器の美聴だんらんを使って何とか楽しめました。

 大喜利鹿芝居「品川心中噂達引」は江戸の宿場町品川の遊郭を舞台としたお話で、売れなくなった女郎と貸本屋の客を中心とした落語「品川心中」をもとに竹の家すゞめが脚本を書き、当日出演した噺家と日替わり出演の噺家が総出演の舞台でした。大変楽しいお芝居になっていました。

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