読書の終活「街道をゆく」を読み終え「エッセイ、評論、対談集」へ(NO.1853)
令和6年9月19日、書棚の司馬遼太郎の旅行記「街道をゆく」43冊を読み終えました。これで司馬遼太郎の19作品を読み終えたことになります。
読み始めたのが令和5年1月13日でしたので、1年8か月余りかかりました。月に2冊あまりしか読めませんでした。歳と共に読むスピードが極端に遅くなりました。
「街道をゆく」で司馬さんが訪れたのは、国内海外を合わせて72カ所です。それを43冊にまとめました。
最後の「濃尾参州記」は未完に終わっています。執筆の途中、1996年2月12日に72歳で急逝されたからです。ご本人にとっても、読者にとっても、まことに残念なことでした。
司馬さんの足跡は次のように全国にわたっています。
・北海道 2街道
・東北 6
・関東甲信越 9
・中部北陸 5
・近畿 22
・中国 4
・四国 3
・九州 7
・沖縄 1
(国内 59)
・海外 13
・合計 72街道
「街道をゆく」は紀行文の要素はごく一部で、内容の大部分は歴史の記述です。歴史は旅行先だけでなく自由に各地に飛びます。「司馬史観」に満ちた作品となっています。
そのため旅行する前には時間をかけて関連する資料を十分に読み込みます。現地では興味を抱いた場所を訪ね、いろいろな人物と会って対談します。観光地回りはありません。その結果を文章にしています。
「街道をゆく」は週刊朝日に1971年1月から1996年3月まで、25年3か月、1147回にわたって連載されました。
今回読んだのは3回目ですが、読み終わったのが惜しい感じでした。
次は書棚に残されたエッセイや論評や対談集を読めば、手持ちの司馬遼太郎の作品は終わりとなります。
最近のコメント